たきぶろぐ

「大人」になりたくない人の雑記

2020.3.11

9年前の今日、未曾有の災害が日本を襲いました。

震災当時は湾岸の埋立地にある学校に居て、津波が来ないか、とにかく心配でした。
校庭は地割れしてるし、目の前のタワマンは大きくしなってたし、火災が起きたのか救急車や消防車のサイレンも鳴りっぱなしでした。

校庭で座って待っていると、親が迎えに来て家に帰りました。

当時は9階の部屋に住んでて、エレベーターも泊まっていたので、薄暗い階段を使って9階まで上りました。

階段の途中ではお年寄りの方が手すりにつかまりながら一段ずつゆっくりと上っていました。

家に着いて扉を開けると、家の中は散乱していました。

一昔前のテレビ(現役)が落ちていたり、新しく買ったテレビやパソコンが落ちかけていたり、教科書等が床に散らばっていました。

停電はしていなかったので、テレビをつけたのですが、どのチャンネルに変えても地震のことで、画面の下側には右側が赤色や白色で縁取られた日本列島が表示されていました。

時間が経つにつれ、津波の映像が流れ始め、これは今本当に起こっていることなのか、夢なんじゃないかと思っていました。

その後も数え切れないくらい余震が続き、その度にものが落ちないように支えていました。

父親はその日は帰って来ず、僕と姉と母は同じマンションの友人宅で泊まりました。父親は何日か経ってから帰ってきました。

 

昨日までは、ついさっきまでは、一秒前までは、いつもと変わらない日でした。

いつもと変わらない日が突然、いつもとちがう日になりました。

これはいつ起こってもおかしくない話で、この記事を読んでいる、この瞬間に起こってもおかしくないです。

3.11という日をいつもと変わらない日として惰性で過ごすのか、あの日を思い出し考える日にするか。

僕は後者で居たいです。