たきです。
今日の東京都の新たなコロナ感染者は39名でした。ネットでは「情報操作してるんじゃないか」「検査数公表しろ」と疑問の声が上がってました。
情報操作が行われているかどうかはさておき、これが本当だとしたら一筋の明るい光が入ってきた感じがします。
ですが、感染者数が減少傾向にあるとはいえ、緊急事態宣言は延長すべきだと僕は思います。
「39人」は本当か
月曜日ってもともと新たな感染者が少ない傾向にあります。
PCR検査は検査してすぐに結果がわかるわけではなく、結果が明らかになるまでは早くて1日、長くて数日かかります。*1
土日に検査をした人が月曜日に陽性と結果が出て、感染が確認されることがあります。
でも土日ってそもそも病院お休みのところが多いですよね。だから検査件数が必然的に減って、月曜日の新規感染者数は少なくなることが多いです。
東京都の新型コロナウイルス感染症対策サイトを見てみると、昨日26日の検査件数は先週の19日と比べると確かに減ってはいますが、検査の人数は26日の方が増えているので、検査数を意図的に減らしたということはなさそう。そもそもこのデータが本当かどうかも分からんけど。
なので、明日明後日の感染者数を見ないと判断することはできないし、まぐれかもしれないけど希望は見えてきた気がしないでもない。
感染者数が減少傾向でも緊急事態宣言は延長すべき
安倍首相がやりそうなことなんだけど、「感染者数が減少傾向にあるため、緊急事態宣言を解除します。」って言って解除すること。
緊急事態宣言を解除して一番怖いのは「気の緩み」。
北海道の状況(新型コロナウイルス感染者情報のグラフ | 総合政策部情報統計局情報政策課)を見ればわかります。
出典:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/jsk/opendata/covid19.htm
北海道は2月末に独自に「緊急事態宣言」を発令しそれが功を奏したのか、3月中・4月頭までは感染者数が少ない・減少傾向でした。
ただ、減少傾向に転じて道民の気が緩んだのか、4月半ばから感染が拡大し、北海道が独自に出した緊急事態宣言以前の第1波よりも感染が拡大しています。
気の緩みが感染爆発を招き、第1波よりも感染が拡大し、医療崩壊が起こる可能性も高くなります。
約100年前に世界中で大流行した「スペインかぜ」は第1波では感染力は強く、致死率は低かったのですが、第2波では致死率が10倍になるといったこともあったようです。*2
今回のコロナでは世界的に見れば第1波の段階で、今後第2波が起こる可能性も否定できません。早い段階で第1波を収束させ、第2波に備えなければいけないのに、日本国内で第2波が起こってしまうと、世界的な第2波流行に備えられず、医療体制が疲弊しきったまま第2波が押し寄せ、1月・2月の武漢の病院・医療従事者のようなことになってしまいます。
まずは今起こっている第1波を一日も早く収束させるため、今はとにかくステイホーム、緊急事態宣言を解除するなんてもってのほか。
緊急事態宣言を解除するタイミング
僕が思うに、緊急事態宣言を解除するタイミングは、最後の感染者が治癒してから最低でも2週間後だと思います。
仮に新たな感染者数がこのまま減少して新たな感染者が0人になったとしても、潜伏期間があるので、最後の感染者が他の人にうつして、そのうつされた人が10日後に発症するなんてこともありえます。その感染者を治療していた医療従事者が感染する可能性もあるし、陰性になったのに再び要請になるケースも確認されています。最後の感染者が治癒(退院)もしくは死亡してから最低でも2週間は様子を見る必要があると思います。
5月に緊急事態宣言が解除される可能性はほぼなく、仮に1ヶ月延長する形になったとすれば、5月中旬までに新たな感染者数を0にして、それ以降新たな感染者を出さないようにするというのが理想だと思います。
それができるかどうかは、国民一人一人の行動によります。何度も言うように、みんなが自粛をすれば早く収束させることができるし、気にせず出歩いてばっかだと収束には長い時間がかかります。
未だに酒やスイーツ・たばこだけを買いにコンビニに来る人も居ますし、パチンコに行ってる奴らも居ますし、来るなと言っているのに観光地に行く言うこと聞かない大人のフリしたおこちゃまもたくさんいます。
そんな奴らが居る限りコロナは収まらないし、拡大し続ける一方。周りに出歩く人が居たら、ぜひ注意してください。
そして、コロナが収束してからお出かけしましょう。