たきです。
先日書いた「東京の緊急事態宣言解除、今月中に可能なのか - たきぶろぐ」という記事で、東京は今月中の緊急事態宣言解除はないんじゃないか、寧ろ延長されるんじゃないかと書きました。それに対してコメントが来たので返答を兼ねてこの記事を書いていきます。
実際に来たコメントと僕の返答
あなたは緊急事態宣言が伸びてた方が学校へも行かずに遊んでられるでしょうから、そりゃあ伸ばせって言いますよね。
緊急事態宣言中でも人が増えて感染が広がるなら、1ヶ月伸ばしたところで変わらなくないですか？
むしろ、もう自粛できない(経済的な意味でも)人が多くなって、より人が増えますよ？
そんなことしたら、一生解除できない。無くなることのないウイルスのために延長しても仕方ありません。
以上が実際に来たコメントで、以下は僕の返答です。
僕は寧ろ早く学校に行きたい、始まってほしいと思っています。僕の行くところは2年制のところなので、1ヶ月の遅れですら致命的ですし、高い授業料も親が払ってくれているのに、空白期間があるのは損ですし。というか遊ぶ友達とか居ないので、家で一人寂しくカップラーメン食べてます。早く学校はじまってほしい（切実）
僕は緊急事態宣言解除で人の流れが活発になって第二波が来ることを警戒しています。事実、先週末は東京をはじめ、特定警戒都道府県でも人出が多くなりました。経済的にも厳しい方がいらっしゃるのは事実です。それについては僕の説明不足だったので、明日の記事でお話ししたいと思います。しかし、第二波が起これば、また数ヶ月も自粛生活が始まるんです。そちらの方がダメージが大きくなると思います。
あとちょっと、長くて1ヶ月耐えてここで収束させるか、ここで緩めて第二波が来てまた何か月もの自粛生活になるか、どちらを取るか。僕だったら前者を取ります。第二波が来れば医療機関・保健所などは疲弊します。医療物資も不足しているのに、ここで第二波が起こると医療崩壊が起こる可能性もあります。そうなれば助かる人も助からなくなる。僕は元々緊急事態宣言に否定的なのですが、出された以上は収束するまで解除しないでいただきたい。
僕は最後の患者が確認されてから2週間と言ってますけど、2週間でも短いんですよ。武漢では1ヶ月以上0だったのに感染者が出ましたし。
僕もウイルスなくなることはないことは勿論分かっていますが、未知のウイルスだけに蔓延させるわけにはいかないんです。極端な話、ウイルスが体内に残り続けて数年後に突如発症し死に至るかもしれないんです。まだ何も分かってないんです。
ですが、ここ数日の全国の新規感染者数の数字は落ち着いてきています。緊急事態宣言の31日前の解除はなくても、延長はされないのではないかとも思っています。
いや、返答長すぎだろ。長すぎてスクロール量増えたからトップページではコメントを非表示にするようにしました()
そもそも緊急事態宣言って何だっけ？
そもそも緊急事態宣言って何だっけっていう話から。
緊急事態宣言とは国民の生活などに多大な影響を与えると判断した場合に対象地域を絞って発令することができるもの。
対象地域の住民に外出自粛を「要請」したり、イベントの開催自粛を「要請」したり、臨時病院建てる際に強制的に土地を収用したり、医療物資の保管を命令することができるというもの。
これって別に緊急事態宣言宣言出される前とほとんど変わらないよね。
緊急事態宣言出される前から北海道とか東京とかでは外出自粛は要請してたし、緊急事態宣言前から営業時間を短縮したり、休業をしている店舗もあったし、ライブやイベントも中止しているところもありましたよね。
だから...緊急事態宣言出す意味ないんじゃない？ってのを言っていたわけです。（参照：【新型コロナ】「緊急事態宣言」の是非 - たきぶろぐ）
緊急事態宣言が解除されたからと言って、すぐに経済活動を再開できるかと言うとそれはできないんです。
なぜなら都道府県レベルで休業要請を出しているから。緊急事態宣言解除前だけど休業要請を緩和しているところもあるし（大阪府など）、緊急事態宣言が解除された39県の中でも解除されたのは21県のみ。ほかは緩和のみ。*1休業要請も外出自粛要請も、最終的な判断は自治体に任されるものなので、緊急事態宣言が解除されようとされまいが関係ないんですよ。
逆に言えば、緊急事態宣言が解除されなくても休業要請を解除することはできるんだから、なぜそう頑なに緊急事態宣言解除しろと訴えるのか。「緊急事態宣言解除しろ！」と声高に訴えている人は、訴える先が違うんですよね。「休業要請解除しろ！」と都道府県知事・自治体の長に訴えるべき。
それに休業要請を無視して営業を続けている店もありますし、外出自粛要請を無視して観光に行く人も居る。要請はあくまでもお願いなので守らなかったと言って罰則はないし、営業したいところは勝手にどうぞ。
緊急事態宣言が長引くことによる経済への悪影響
僕は経済の専門家でも何でもないんですけど、緊急事態宣言が延長されようがされまいが、経済への影響は同じだと思います。
解除されてじゃあコロナ以前の客足が戻るかって、戻ると思います？緊急事態宣言が出る前から経済は落ち込んでるよね。だから経済の悪化を緊急事態宣言（もしくは発令した国）のせいにするのは違くない？
結局ウイルス（敵）が居る以上、客足は戻らないと思う。「無くなることのないウイルスのために延長しても仕方ありません。」とコメントにも書かれてたけど、ウイルスがある以上は緊急事態宣言が解除されても、ウイルスを怖がっている人は不要不急の外出は避けるだろうし、 収入が減った人は不要不急の出費を避けるだろうし。
だったらあと1ヶ月くらい耐えて新規感染者を最低でも2週間0人にして、完全に収束させてから飲食店、映画館、ライブハウスと段階的に休業要請を緩和していくのがいいんじゃないかと思っています。
休業要請を一気に解除すると何が起こるかというと、韓国で起こったものを見ればわかる。規制緩和してナイトクラブで集団感染。そこからまずは感染のリスクの低い場所から、入店制限を設ける・消毒を行う・座席の間隔をあけるなど対策を行って営業を段階的に再開していくのがいいと思います。
僕もバンドが好きで、応援してたバンドの解散前のラストライブもコロナで中止になって、そのまま解散。バンドマンにとってもファンにとっても辛いですけど、好きだからこそライブハウスで集団感染が起こって、大好きなバンドやライブハウスが攻撃されるのはもっと辛い。
ここで解除して気が緩んで第二波が起これば、第二波は第一波よりも感染者が増える可能性がある。（例：北海道）そうなれば、また緊急事態宣言が出されて、また数ヶ月にわたって外出自粛要請・休業要請が出される。あと1ヶ月耐えて収束させるか、第二波起こしてまた数ヶ月自粛生活になるか、どちらを取るか。僕だったら前者を取りますよ。
1ヶ月の休業と、3,4ヶ月の休業どっちの方がダメージが大きいか、僕は後者の方がダメージが大きいと思いますけどね。
コロナはなくならないことは勿論分かっていますよ、でもね今の段階で解除して未知のウイルスを蔓延させるわけにはいかないんですよ。コメントへの返答でも書きましたけど、ウイルスが体内にずっと残って数年後に突然発症、死亡ということだってあり得る。
緊急事態宣言が解除されているわけでもないのに、先週の日曜、江の島は大賑わいだったじゃないですか。江の島に限らず全国的にも増えてたでしょ。解除されたらやったー解除だー」ってうろちょろし出すのは目に見えてるでしょ。
例えば明日感染者が新規感染者が0人になって、6月頭まで2週間連続で0人のままだったら、そこから段階的に休業要請を解除していけばいい。このまま減っていって6月頭から2週間0人になったとしても6月半ばには解除できる。あと1ヶ月くらいなんとか給付金とか駆使して耐えましょうよ。
それとも気が緩んで感染者が増えて6月以降も数ヶ月自粛生活をするんですか？そんなのもうこりごり。
経済的に厳しい人が居るのは分かるけど、ここで緩めたら結局また数ヶ月の自粛生活に逆戻りする可能性がある。そうなればダメージは果てしないものになる。だからさっさと封じ込めちゃおうよって僕は思っています。
もうちょっとだけの我慢。
