たきです。
第二波が来るの、僕は早くて秋・遅くとも冬と予想していましたけど、夏の手前にもう来てしまいましたね。
上の方々は「第二波ではない」と言っていますけど、5月頭、新規感染者数が一桁の時もあり、第一波が収束してるのに、第一波を上回る感染者が出ているのに第二波ではないと言い切ることができる根拠を説明していただきたいものです。
二度目の緊急事態宣言?ありえない
4月からの緊急事態宣言下で、一日の新規感染者数が減少しているというのは事実であり、これを否定する気はありません。ですが、緊急事態宣言解除後、特に6月から感染者数が増えているのは明らかです。
それは緊急事態宣言が解除され、6月から「新たな生活様式」での経済活動が再開されたため。例えば、テレワーク・リモートワークを取りやめ、通常通りオフィスワークに戻り、学校も徐々に再開されていったためです。
僕は何度も繰り返していってきましたが、緊急事態宣言には反対でした。
その理由が、緊急事態宣言をしても緊急事態宣言前と市民レベルでは変化がないこと(休業要請は緊急事態宣言が出ていなくても自治体レベルで出すことができる)、緊急事態宣言が発令されることによって、市民が買いだめに走り、スーパーやコンビニなどに密集し、そこでの感染リスクもありますし、緊急事態宣言が解除されたことによって「ウイルスが消えた、収束した」と誤ったメッセージを発信することになるため。
実際、解除後みるみる新規感染者数は増え続け、東京の新規感染者数は連日200人を超えています。普段数値が低いはずの日曜日ですら200人を超えており、感染の拡大に歯止めがかかっていません。
ここで緊急事態宣言を発令しても、どうせまた数字が落ち着いてきたら解除して、また1,2ヶ月したら感染者数が増えてまた発令って、無限ループ。
だから収束するまで解除するな、とあれほど言ったのに、「感染が落ち着いてきたから解除しまーす」でこのザマ。言わんこっちゃない。
それに緊急事態宣言解除でもう国民は緩みまくってます。もう一度緊急事態淵源出して、国民が自粛生活を送れるかって、僕は無理だと思いますよ。西村経済再生担当大臣も仰っていましたが、「緊急事態宣言の時には戻りたくない」というのが国民の本音だと思います。大多数がそう思ってるんだから、多分宣言出されても自粛しないと思いますよ。
それに、今回の感染拡大の原因は「夜の街」。もし緊急事態宣言が発令されれば、夜の街に行っていない人からしてみれば、「連帯責任」を負うようなもの。ふざけんじゃないよ。
共存?封じ込め?どっち?中途半端なコロナ政策
小池都知事は緊急事態宣言後「ウィズコロナ」とコロナと共存する道を選びました。しかし、ここ数日の感染拡大で「緊急事態宣言が出されたら休業要請を出すかも」とも発言しています。
なんだその中途半端なの。
コロナと共存するんだったら、感染者が増えたくらいで休業要請なんか出すんじゃないよ。それじゃあ「ウィズコロナ」じゃなくて「コロナのご機嫌伺い」みたいなもんじゃないですか。
国も「新しい生活様式で経済活動を再開」と言いながら、緊急事態宣言発令をチラつかせ、そのくせ「Go To キャンペーン」という旅行にかかる費用を補助するキャンペーンを来週から開始。
共存するのか、緊急事態宣言出して封じ込めをしたいのか、はたまたGo toキャンペーンで全国にコロナを広めたいのか、理解ができない。
共存すると決めたんだったら、いちいちコロナのご機嫌伺なんかしてないで、経済を動かす、封じ込めると決めたんだったら、効果は期待できないけど緊急事態宣言を再度出して、完全に収束するまで解除しない。どちらかを選んでよ。
こんな中途半端なコロナ政策。しかも休業要請も緊急事態宣言の発令も、東京アラートの発令も明確な基準はない。(実際はあるけど、基準超えてもなぜか発令しない)
上の人たちのご機嫌次第で発令が決まるって、冗談じゃないよ。
抗体は消える。日本での収束は不可能に近いのでは?
全世界で感染拡大がし続ける中、ここにきて「抗体が2~3ヶ月で消失する」という報道がありました。*1
集団免疫作戦を取っていたスウェーデンも、感染率、死亡率ともにアメリカと並ぶほどのレベルに。
免疫が消えると言うことは、一度感染しても数ヶ月後にもう一度感染する可能性があると言うこと。再感染するかどうかはまだ確認されていませんが、抗体が消えると言うことは再感染の可能性も高くなります。
コロナウイルスってもとは風邪と同じウイルス。風邪だって人生で何十回もかかりますし、まあ自然なことっちゃあ自然のことですね。
台湾のように、そもそもコロナウイルスを入れない、入れても徹底的に隔離し、感染の連鎖を起こさないということを徹底していれば、封じ込めに成功できたのでしょうが、日本はザルな水際対策、日本国内で1万人を超える感染者が居る以上、ここから封じ込めるというのはもう不可能に近いと思います。
ワクチンも期待できない?
全世界でワクチンの開発を急いでいますが、先ほども触れた「コロナの抗体が2~3か月で消滅する」ということがもし事実であれば、ワクチンは年4回ほど投与しなくてはならないのではないでしょうか。
コロナが季節性インフルエンザと同様、冬のみの流行であれば、冬に1度予防接種のような形でワクチンを打てばいいのでしょうが、コロナは日本でも寒い冬から今日のような暑い夏でも感染は拡大し続けています。
一年中コロナが流行するのであれば、抗体も一年中持続させなければならない、しかし抗体は2~3か月しか持たない。年4回ワクチン打たなきゃいけないの?
だったら風邪薬のように、コロナに感染したら治療できる薬を開発するのが現実的なのかなと思います。既に進んでいるでしょうけど。
ここまで感染が拡大した以上、日本で封じ込めることはもうできないと思います。ウイルスと共存し、経済を動かしていくしかないんですよ。経済が止まればコロナの死者よりももっと多数の死者が出る可能性だってある。
もう休業要請なんて出さないで、「新たな生活様式」で経済を動かしていかなくてはならない時期に来ていると思います。