学校の課題に追われているうちに、気が付けば最後の投稿から2ヶ月近く経ってました。お久しぶりです。
この時期は東京都議選ですね。これからの東京都の都政を担う人々を選ぶわけなので、都民の方はぜひ投票に行きましょう。
日本ではワクチン接種も順調に進み、もう早いところだと若者もワクチン接種ができるようになりました。職域接種で職場や学校などで集団接種をできる企業、学校もあると思います。
ワクチンは人類がウイルスにできる唯一の「武器」とも言われていますが、打つか打たないか迷っている人も多いと思います。
僕は打たないことを決めましたが、その理由を書いていこうと思います。あくまでも僕個人の意見であって、打つか打たないかを決めるのは会社でも上司でも家族でも親友でもなく、自分です。ここに書いてあることはあくまでも参考程度にしてください。
陰謀論を信じているわけではない
ネットでは「ワクチンを打つとマイクロチップが体内に入れられる」「生涯にわたって不妊になる」「ワクチンは殺人兵器だ」等々、陰謀論めいた情報が大量に流れています。
人は危険や不安を感じると変な陰謀論を信じたくなります。「東日本大震災はアメリカが起こしたものだ」や、「コロナは人口削減が目的で作られたウイルスだ」等。自分が苦しいときに変な宗教を信じたくなるのと同じですね。
しかし、それは科学に基づかず、明確な証拠もない、明らかなデマです。河野太郎ワクチン担当大臣もきっぱりと否定しています。→「ワクチンデマについて | 衆議院議員 河野太郎公式サイト」
僕がワクチンを打たないのは決してこういう陰謀論を信じているわけでは無いので、変な心配はしないでどうぞ。
ではなぜワクチンを打たないの?
コロナに感染しても、多くの若者は軽症か無症状
ずっと言われてきたことではありますが、若者はコロナに感染して感染症を発症したとしても、多くは軽症か無症状です。だからこそ感染した自覚のない若者が感染を拡大させたと言われています。
ワクチンって感染予防効果も確かに認められてはいますが、本来のワクチンの目的は「感染・発症しても重症化を防ぐ」といったものです。ということは若者は元々重症化しないんだから、ワクチンを打つ意味ないですよね、って話です。
変異株で重症化リスク高まる、けどワクチンは効くの?
インドで拡大しているデルタ株、南アフリカやブラジルで確認された変異株は若者の重症化リスクも高まると言われていますが、ではこの変異株にワクチンは効くのか。
NHKのサイトには以下のように書かれています。
●ファイザー
アメリカの製薬大手、ファイザーなどが開発したワクチンについて、ファイザーとビオンテックがテキサス大学とともに医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した論文によりますと、ワクチンを接種した人の抗体を使った細胞レベルでの実験で▼イギリスやブラジルで見つかった変異ウイルスに対しては働きを抑える効果が従来のウイルスに対してとほぼ変わらなかったほか、▼南アフリカで見つかった変異ウイルスに対しては効果は低かったものの、十分だったとしています。
●モデルナ
アメリカの製薬会社、モデルナも自社で開発したワクチンについて同様の実験を行っています。
それによりますと、会社などが「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した論文によりますと、▼イギリスで見つかった変異ウイルスに対しては、効果に目立った変化はありませんでしたが、▼南アフリカで見つかった変異ウイルスに対しては、抗体の働きを示す値がおよそ6分の1に、▼ブラジルで見つかった変異ウイルスに対しては抗体の働きを示す値がおよそ3分の1になったということです。
ただ、会社ではいずれの変異ウイルスに対してもワクチンとして必要なレベルは上回っていたとしています。
●アストラゼネカ
イギリスの製薬大手、アストラゼネカとオックスフォード大学が開発したワクチンについては、オックスフォード大学などのグループがイギリスで見つかった変異ウイルスに対しては変わらない効果がみられたという調査結果を公表しています。
南アフリカで見つかった変異ウイルスに対しては効果が確認できないとする報告が出ています。
オックスフォード大学などのグループが医学雑誌「ランセット」に発表した論文によりますと、アストラゼネカのワクチンの接種を2回受けた8534人のうち、2021年1月14日までに新型コロナウイルスに感染して症状が出た520人を分析した結果、ワクチンの有効性は▼従来のウイルスに対しては81.5%だったのに対し、▼イギリスで見つかった変異ウイルスに対しては70.4%だったとしています。
日本で主に使われているのはファイザー・モデルナのワクチンですが、いずれも変異株に対する効果は低くなっているようです。しかし、ワクチンとして必要なレベルではあるとのこと。
しかし、CNNがこのような記事を配信しています。→「CNN.co.jp : コロナ変異株、ワクチン接種完了でも発症する可能性 CDCが警鐘」
ワクチンを打っていても一部の変異株に感染した場合、感染症を発症する可能性があるとのこと。しかし、ワクチンを打っていない人よりは軽症で済むだろう。あくまでも「だろう」という憶測でしかないので確証はありません。
当然のことではありますが、ワクチンは従来型のウイルスを基につくられているので、ウイルスの変異が進んでいけばワクチンが効かないものも出てきます。実際に「ラムダ型」と呼ばれるワクチンが効きにくくなる新たな変異株も出てきています。
東京では7月中にはウイルスがすべてデルタ株のものに置き換われていくと言われていますが、果たしてワクチンは続々と出てくる変異株に対応できるのでしょうか。
そもそも、デルタ株は若者も重症化リスクが高まると言われていますが、果たして日本人もそうなのでしょうか。
海外ではあれほど感染が拡大しているのに日本を含むアジア圏ではあまり感染が拡大していません。なぜなのかは分かっておらず「ファクターX」としてその研究も進んでいます。
国によって感染状況も大きく変わっている中、インドで若者が次々と死んでいっているからといって、日本の若者もバタバタ死んでいくとは限りません。
まだ日本でもデルタ株の感染者があまり多くないので、今後デルタ株が主流になり、若者も死亡していくというようなことがあれば、僕もワクチン接種を検討します。が、現状だと変異型はワクチンを打つ動機としては不十分です。
若者の方が深刻なワクチン副作用
ワクチンに限らず、どんな薬でも必ず副作用、副反応はあります。ないものなんてありません。なので副反応自体はあまり気にしていません。
寧ろ、日本では約2500万人にワクチンが打たれていますが、*1今年2月から6月18日まで、ワクチン接種をした後に死亡した人は356人です*2。
あくまでも「ワクチンを接種した後に死亡した人」であって、ワクチンが直接的な原因となって死亡したと断定するものではありません。例えば、ワクチンを打った後に、交通事故にあって死亡したのも、この中に含まれています。なので、死亡した人全員がワクチンの副反応で死亡したということではありません。
それも考慮すると、このワクチンはすごいものだと思います。
若者の方が発熱、頭痛などの副作用が起こりやすいとも言われていますが、それは体内でウイルスに対する抗体をつくるために免疫が作用しているためです。副反応が強い人=免疫力が強い人と言っても過言ではありません。(長く続く場合は医師に要相談)
しかし、このワクチンですが、心筋炎や血栓、重度な場合は死亡するケースも発生しています。しかもこの重度な副作用は高齢者よりも若者の方が多いようです。「CDC 心筋炎「接種と関連の可能性」“恩恵はリスク上回る”声明 | 新型コロナ ワクチン(世界) | NHKニュース」
「ワクチンを打つ恩恵は、副作用を恐れるよりもメリットの方が大きいから若い世代も積極的に接種を!」と呼びかけていますが、それはあくまでも現時点での話。これからワクチンの効かない変異株が出て来たとき、効果のないワクチンを打って副作用出て死にかけるなんてことあれば、まさに百害あって一利なし。打つ方がリスク大きいです。
ワクチン接種が感染拡大のきっかけに?
ここから先は僕の憶測にしか過ぎないので、真に受けないでほしいのですが、このワクチン接種で感染が拡大する可能性があるのではないかというものです。
ワクチン接種で安全と勘違い
ワクチンには確かに感染予防効果もありますが、主な目的は「感染しても重症化を防ぐ=軽症もしくは無症状で済む、もしくは発症を防ぐ」ようにすることです。なのでワクチンを打ったからと言って100%感染しないというわけではありません。
ということは、ワクチンを接種して安全だと勘違いしてマスクを外して、感染したとしても軽症で済むために感染したことに気が付かず、ウイルスをまき散らすケースも出てくるのではないかと思います。
確かに、日本国民1億3000万人全員が同時にワクチンを打って集団免疫を獲得していれば、感染してもみんな軽症で済むので良いと思います。しかし、今のような高齢者→若年者というラグがある状態では、先に打った高齢者が感染したことに気が付かず、まだワクチンを打っていない若年者にウイルスをばらまく可能性も否定できないと思います。
昨年までは「感染しても無症状or軽症で感染したことに気が付かない若者が感染を拡大させている」とあーだこーだ言っていたマスコミ界隈が「ワクチンを打ちましょう」と言っているのは、何か矛盾を感じます。
ちなみに、「大切な人を守るためにワクチンを」というのを聞きますが、ワクチンはあくまでも「重症化、発症を防ぐ」自衛のためのものなので、大切な人を守りたいのであれば、その大切な人自身が打つ必要があります。大切な人を守るためにすべきことはマスクの着用くらいですね。
ワクチンの効果はどれほど持続するの?
そもそも、ワクチンの効果ってどれほど持続するのでしょうか。
河野太郎ワクチン担当大臣は「1年は持つ」と言っていましたが、加藤官房長官は「データは得られていない」と否定しています。
そもそも、昨年の話では「コロナに感染して抗体を得たとしても3か月で消滅し、集団免疫の獲得は困難」という話でした*3。
ワクチンは人工物なので、抗体が長く持続する可能性も否定できないですが、データがないので肯定することもできません。90%ほどの感染予防効果があると言われましても、その効果は何か月続くのか、自然界と同様3ヶ月で消えるのか、1年に1回は必ず接種しなければならないものなのか、それも分かっていません。
ワクチンを打ったらマスクを外していいとCDCも言っていましたが、知らぬ間にワクチンの効果が切れて感染するなんてこともあり得ます。勿論そこから感染が拡大することも必然。
だったら、そんなもの打たないでずっとマスクをして予防した方がいいですよね。
そもそもワクチンを打つほどのものなのか
そもそも今回のウイルス自体が空気感染をしない、飛沫感染のみと言われています。これも変異によって変わってくるかもしれませんが。
飛沫感染、エアロゾル感染であればマスク・手洗い・消毒・人混みを避ける・会話を避ける、これらのことに注意をしていれば十分防ぐことができます。
実際コロナが日本に入ってきた昨年1月以降、毎週アルバイトに入っていますし、昨年から週1ほど、今春からは多い時で毎日のように満員電車に乗って通学していますが、感染していません。
感染しても発症していないだけかもしれませんが、どちらにせよ十分防げるうえに感染しても重症化をしないのでワクチンを打つ必要はないと考えます。
ワクチンを打った後の影響
ワクチンが世に出てまだ1年ほどしか経っていません。ワクチンを打ったことによって数年後、体に何かしらの影響が出たなどもなくはないです。
ファイザーやモデルナのワクチンはmRNAという新たな仕組みのワクチンです。これはインフルエンザワクチンのようにウイルスそのものを体内に入れるのではなく、mRNAとよばれるウイルスの一部の設計図のようなものを体内に注射し、事前にウイルスに対する抗体を作成しておくというものになります。
打たない自由もあれば打つ自由もある
僕のように打たないという人も居ると思いますが、逆に打ちたいという人も居るでしょう。
打たない自由もあれば、勿論打つ自由もあります。
一部で「子どもにワクチンを打たせるな」と抗議電話をかける人も居れば、「ワクチンを保存する冷凍庫のプラグを抜け」などテロ同然の行為を行い、打たないことを強要する人が居ますが、それは違うでしょ。
国は別にワクチンを強要していない。ワクチンを打ちたい人は打てばいいし、打ちたくない人は打たなきゃいい。打たなきゃ打たないでいいじゃないですか。なんでそれを他人に押し付ける?
「ワクチンは殺人兵器だ」「ワクチンにマイクロチップが入れられている」「実験用マウスが2年で死んだ(元々マウスの寿命は2年です)」など陰謀論やらデマやら信じるのは勝手ですが、それを全く関係のない人間に押し付けるのは、それこそ「打たないことの強要」。
「打つことを強要するな」と言う割に、「打たないことを強要している」という矛盾に気が付いている人達は居るのでしょうか。
しつこいですが、打つか打たないかは自分自身が決めること。しかし命にかかわることでもあるので、慎重な判断が必要になりますね。