たきぶろぐ

「大人」になりたくない人の雑記

コロナを恐れるのはもうやめないか

台風が接近していますね。今日は関東に最接近したみたいですが、僕はこの台風を一生恨みます。

先日中学時代の友人と沖縄に行ったのですが、帰京する日にちょうどこの台風10号が直撃するかどうか、っていうことに。結局僕らは帰京を早めて、当初帰京する予定の前日の晩に帰京することにしました。

代理店でとったチケットの航空会社はその日最終便も飛んでしまい、振り替えも不可能。他社のチケットを取って帰京したのですが、18000円くらいかかりました。

翌日、当初乗る予定だった飛行機は予定通り運行し、僕らはただただ18000円損しただけ。っていう、台風からしてみれば言いがかりのようなものですが、僕の18000円を奪った罪は大きいぞ。

前置きがやたら長くなりましたが、ここから本文です。

感染者は急増、しかし死者は横ばい

今日の記事で取り扱う、感染者や死者数、重症者数などのデータは、特に注釈を加えていない限り、厚生労働省のデータから引用します。

マスコミは「今日の東京都の感染者数ははじめて5000人を突破、過去最高です」と、速報まで流して嬉々として報道しています。

確かに感染者数はオリンピック開幕後に急増し、全国で一日1万人を超える陽性者が出ています。オリンピックに反対していたテレビ局さんも、オリンピックがはじまった途端掌クルックルで、何なんだコイツらは。

そんなことは置いておいて、感染者は増えているものの、死者はほぼ横ばい。

厚生労働省のデータは累積データしか掲載していないので、日経新聞のデータを引用しますが、感染者数が過去最多、連日高水準を記録している中、死者数は2桁、日によっては1桁の日もあります。

これは昨年5月、日本全国に初めて緊急事態宣言が発令され、第1波と呼ばれた時期と同じ水準です。感染者数は同時期の何十倍、何百倍にもなっているにも関わらず、死者数は当時の水準。コロナの死者は元々高齢者・基礎疾患持ちの方が大半で、高齢者のワクチン接種が進んでいることで、感染者が増えていても、死者は増えないということが分かります。

重症者も増加しているものの、誤差の範囲

先日ヤフーニュースで「重症者数が1000人突破」というニュースがあり、そのコメント欄で「感染者は増えているが、重症者は増えていないから緊急事態宣言や自粛などの対策は不要と言っていた連中はどこに行った?」「必死に死者が少ない、重症者が少ないと頑張ってる方々」「陽性者の大半が若い世代になってるのに、凄い勢いで重症者が増えてますよ」と煽り口調で書かれていたコメントがありました。はい、ここに居ますが何か?

 

7/31の新規陽性者数は12329人、8/7は15743人と約1.27倍の増加。重症者数は7/31の691人から8/7の1138人へと約1.65倍の増加。誤差の範囲です。

これが確かに新規陽性者が2倍なのに、重症者数が4倍に増えたとか、そういう極端な増加であれば、注視すべきではありますが、現段階で小数点以下の誤差なので、さほど注視する必要はないと考えています。

それに、重症者数は「人工呼吸器やECMO、ICUなどで治療中の人」と、いわゆる累積データであって、この治療中の人も「重症者数」としてカウントされるわけです。治療にはもちろん長い時間がかかるわけですから、その分増えているようには見えます。

しかし、直近である8/6の新規感染者数は15628人、8/7は15743人と約1.007倍の増加。重症者数は8/6は1068人、8/7は1138人と約1.065倍の増加。新規の重症者数と新規感染者数を比較してみると、極端な増加、というわけではないのです。

重症者の年代別・性別別データも公開されていますが、重症者の大半は40代以上であって、若者の重症者は極めて稀。よって、若者は自粛などする必要はないし、元々重症化しにくいのだから、ワクチンを接種する必要も現時点ではない。

「現時点では」というのが、先日また新たな変異ウイルスが日本に入ってきました。それが日本人にどのように作用するのか、現時点では未知数なためです。この変異株によって若者が次々と死んでいく、というようなことがあれば、ワクチンを接種した方がいいですね。まあ、そもそもこの変異ウイルスにワクチンが効くかどうかも分かってはいませんが。

デルタ株が日本に入ってきたとき、「若者も重症化しやすい」、「若者も亡くなる」とマスコミが恐怖を煽っていましたが、蓋を開けてみるとやっぱりそんなことなかったですね。マスコミは恐怖を煽るだけの害悪でしかない。

政府は舵を切るべき

昨年から言い続けていますが、もうここまで蔓延してしまった以上は、コロナを0にする「ゼロコロナ」(by立憲民主党代表 枝野幸男)なんてのはもうできないわけです。

イギリスもワクチン接種が進み、ロックダウンなどの規制をすべて解除し、経済を動かす方向に舵を切りました。

政府は緊急事態宣言、自粛要請で陽性者を減らす方針から、重症者を救う、死なせない、死者を抑えるという方針に舵を切るべき。

東京なんて人口1300万人も居るというのに、なぜ6000床ほどしか病床が確保されていないのか。緊急事態宣言によって、臨時病院を建設するための土地を強制的に使用することもできるのだから、都内の公園やら体育館やらに臨時病院を開設して、感染状況がさほど深刻でない自治体から医師を派遣してもらえばいいのに、それもやらないじゃない。

若者にとってはほぼ無害ともいえるのに、若者にも連帯責任の如く自粛を求めて、経済を止めて、そんなの納得いかないし、経済にも悪影響でしかない。

いつまでコロナ禍を長引かせるつもりですか。

コロナを恐れるのはもうやめないか