11月下旬になりますが、紅葉を見に行くために秩父に行ってきました。去年も秩父には行きましたが、思ったほど赤く染まっていなかったのでリベンジ。
リベンジは成功しました。西武秩父駅から歩いてすぐの羊山公園に行ったのですが、真っ赤に染まっていました。これほど綺麗なもみじは何年振りだろう。一昨年に光が丘公園で見て以来かな。
正確には池というより牧水の滝の滝つぼというのが正確ではあるんですけど、なぜか滝の水が落ちてこなかったので、池と化しています。
池の底が見えるほど透明度が高いことが写真からも分かると思います。池の底にも風で散った葉っぱが落ちていました。今行くと水面が見えないくらい落ち葉で覆われているんじゃないかな。
羊山公園は丘の上にあるので、秩父市街が一望できます。写真中央には一際目立つ茶色いビルがありますが、ビジネスホテルのルートイン秩父です。
それにしても天気が良いですね。この日は寒すぎず暑すぎず、日差しが心地いい爽やかな秋晴れでした。
岩の上にちょうどもみじが落ちていて、これはいいなと思い撮影。背景には秩父盆地に建ち並ぶ一軒家が見えます。
すごいもみじの量。これがあと数週間するとほとんど枝から落ちていくんだもんね。こんなに綺麗なのに...勿体ない。
カメラの話になるんですけど、最近ホワイトバランスを多用するのにハマってます。「新しく知った言葉をよく使いたがる人」が居ますが、まさにそれです。加工の手間が省けてラクですよね。加工はしてないので、「無加工です」と堂々と言えますし(笑)。
こういう淡い色合いの写真ってなつかしさ、レトロさを感じられていいですね。幹の傍から除く太陽が眩しい。
先ほどの写真の木、実はこんな斜面に立ってたんですよ。根元の幹の曲がり具合が芸術レベル。地面に対して垂直ではなくて、天に向かって真っすぐ伸びようとしたのでしょうか。エモい。
羊山公園の横瀬寄りにロータリーの森という公園がありました。公園内には様々な樹木が植樹されていますが、その中の一本、紅葉の木です。この木きれいですよね。細い幹に左下から右上へ首をかしげるような葉っぱの生え方。モデルのような出で立ちですね。
いちょうの木の真下に光が当たっていて幻想的ですね。この木はまっすぐ伸びて、左右ほぼ均等に枝が広がり、シンメトリーできれいですね。先ほどのモデルのような出で立ちの紅葉の木と言い、おそらくしっかりと手入れをされているのでしょうね。
太陽が雲で隠れはじめると、いちょうの木にだけ光が当たり幻想的な画になりました。黄色いイチョウの葉が日光に当たって金色に輝いていますね。
歩いて横瀬に向かおうとしていたところ、ちょうど西武線の看板特急「Laview(ラビュー)」が通過していくとのことで、撮影。何度見ても面白い形していますね。馬鹿にしてないですよ。
歩いてふと横に視線を送ると、森の中のある一点に光がスポットライトの如く当たっていました。たしかモンハンなんかではキラキラしている場所でボタンを押すとアイテムを回収できましたよね。ここにも何かアイテムが落ちていたのかな。そんなわけないか。
横瀬の用水路にかかる橋から、小さな桜の花が咲いているのが見えました。季節外れ杉やしないかと思ったものの、調べたら10月に咲く桜もあるようで。その名は「十月桜」。そのまんますぎる(笑)。これが本当に十月桜かはわかりませんが、秩父を訪れたのは11月下旬なので、たぶん十月桜かな。
寺坂棚田付近の紅葉。日光って偉大ですね。植物を生き生きとさせてくれます。
最後は安定の武甲山。秩父のシンボルですからね。西武秩父駅に着いたとき、同じ電車に乗ってた観光客が「武甲山いつか無くなりそう」と会話を交わしていました。マイクラをやっている身からすれば、山なんて丸一日あれば平地にできますが、実際武甲山レベルの山が平らになるのには何年かかるんでしょうか。
秩父で生まれ育った人からしてみれば、ずっと見守ってきた山がなくなるのは寂しいでしょうし、調べてみると武甲山山頂にあった神社とか、絶滅危惧種の自生地なんかもことごとく破壊されてしまったようですね。
この破壊のおかげで東京は戦後めざましい復興を遂げたのですが、その陰で自然や「聖域」が破壊されていることも、しっかりと記憶しておきたいですね。