たきぶろぐ

「大人」になりたくない人の雑記

日韓トンネル?そんなのいる?

旧統一教会問題が取り沙汰される中、ちょっと話に上がっているのが「日韓トンネル」。

その名の通り、日本と韓国を海底トンネルで繋ぐという計画なのですが、それを旧統一教会が実現をさせようとしているのです。というかもう既に掘削を始めています。

日韓トンネル?そんなのいる?

日韓トンネル「賛成派」の主張

日韓トンネルの賛成派は主に以下のように主張しています。

  1. 経済効果が見込める
  2. 日本と大陸を繋ぐことで、EUのような共同体(東アジア共同体)を建設する
  3. 「日韓を繋ぐ『平和のトンネル』をつくることによって、日韓のいがみ合いが無くなり、真の平和が訪れる
  4. 日韓トンネルを掘ることに何か悪いことある?

一番最後のは放っておいて、うーん…僕はどうしてもそうとは思えないんですよね。

たしかに全長270km(海底部は150km、青函トンネルの約3倍)の海底トンネルを建設することになるので、建設や運営、管理をするための新たな雇用・技術が生まれ、貿易をするにしても飛行機や船、トラックで運ぶよりも場合によっては高速に、何より環境に良いので、日韓のみならず世界全体で見てもメリットがあることはあるかもしれません。

でも僕は反対します

でも僕は反対します。賛成派が主張する日韓トンネルによるメリットって本当にメリットなのか。

まず韓国は日本を「敵国認定」している

まず韓国は日本を敵国と認定していることを認識しなくてはなりません。

海上自衛隊の哨戒機に対して火器管制レーダーを照射したり、竹島で日本の自衛隊侵攻を想定した訓練を行ったり、反日デモで「Kill JAP(日本を殺す)」(JAPとは韓国における日本への蔑称)と声高に叫んでいます。

また、韓国は竹島だけでなく対馬も韓国の領土だと主張しています。そして日韓トンネルはその対馬を経由して韓国と日本を結びます。何が言いたいか分かりますよね。

あんな孤島の竹島が韓国に不法占拠されているのに、陸続きにしてしまえば、対馬は韓国がその気になればあっという間に不法占拠してしまうでしょう。

そんなリスクを背負ってまで日韓トンネルを建設するメリットがあるのでしょうか。

アジア共同体?寝言でも言ってるの?

EUのような巨大な共同体組織をつくるなんて寝言でも言っているのでしょうか。

韓国は日本を敵認定し、北朝鮮は日本海にミサイルを撃ちまくり、なんなら朝鮮戦争はまだ終結していないし、中国は国内のストッパーを失い、習近平氏による独裁国家に。台湾への侵攻も秒読み、ロシアは言わずもがなウクライナへの侵攻でボロボロ。

こんな国々と共同体組織なんてできると思いますか。共同体は共通の理念とか目標があるから成り立つわけで、独裁国家と民主主義国家、帝国主義国家と非帝国主義国家、軍国主義と平和主義、相反するこれらの国々がとても共同体を組織できるようには思えません。

仮に共同体ができたとしても、国際法を守らない国、国と国との約束を守らない国、武力で物事を推し進めようとする国、法よりも感情が優先される国。そんな国ばかりですから、結局揉めに揉めて形骸化するか消滅するかのどちらかになると思います。

経済効果って本当にあるの?

日韓トンネルは佐賀県から日本の対馬を経由し、韓国の釜山を結ぶ計画です。

しかし、お隣韓国は人口が日本の半分以下の5000万人、しかもそのうちの約半分が韓国北部のソウル首都圏に集中しています。釜山の人口は340万人ほど。青函トンネルで結ばれた北海道の人口が500万人以上なので、北海道以下です。

そして、ソウルから釜山までは鉄道で2時間半ほどかかります。ソウルから福岡まで飛行機で1時間半。ソウルから同じ北九州に行くなら飛行機の方が断然早いので、日韓トンネルを使うメリットがありません。

釜山近郊もしくは日本の佐賀県や対馬に住む方々であればメリットはあるかもしれませんが、それは果たして10兆円の建設費に見合うものなのでしょうか。

また、韓国の北には北朝鮮があるため、韓国以北つまり、ロシアや中国への進出は極めて難しいです。韓国は大陸に存在しながらも大陸からは遮断された、まさに「陸の孤島」。北朝鮮を通過し、中国やロシアとつながればシベリア鉄道を用いて大陸横断ができたり、中国の一帯一路経済圏でヨーロッパまで行くことができますが、現状そうはいきませんよね。

韓国と北朝鮮は休戦状態とはいえ、未だに戦争状態ですし、北朝鮮は貿易は再開しているものの、未だに鎖国状態。それに北朝鮮の電力問題や鉄道であれば保線状況、道路の舗装状況などを見て北朝鮮に対して「投資」をしなければなりません。日韓トンネル自体の建設費は10兆円だとしても、北朝鮮への投資額を含めると10兆では足りないと思います。

それに、北朝鮮は言わずもがな経済制裁を受ける身。投資をするのは一体誰なのか、という問題も出てきます。投資した金が本当に整備に使用されるのか、核開発や軍事費に転用されないかといった懸念もあります。

また、距離が長くなればなるほど、所要時間の面では飛行機のほうが優位になります。なので朝鮮半島を追加し大陸に繋がったとしても本当に日韓トンネルが使われるのかというのは疑問符がつきます。

北朝鮮による侵攻リスク

朝鮮戦争時、北朝鮮は一時釜山に迫る勢いで侵攻を進めていました。今も戦争は続いており、戦争が再開され韓国が負けてしまえば北朝鮮は日本と地続きになりますよね。そうなれば必然的に北朝鮮が日本に侵攻するリスクも抱えることになります。

また、朝鮮戦争が再開されれば、今ロシアで起こっているように、国境に韓国国民が押し寄せてくる可能性もあります。

何度も言いますが、こんなリスクを抱えてまで日韓トンネルを建設するメリットはあるのでしょうか。

日韓のいがみ合いがなくなる?

「平和のトンネル」をつくることによって、日韓が仲良くなるよーという人も居ますが、はい?

何十年も続いてきた反日運動がトンネルを一個作っただけで解決できると?そんなわけないでしょ笑。

日韓のいがみ合いをなくしたいと思っているなら、まずは韓国の反日教育、解決した問題を蒸し返す癖、すぐ感情的になって日本を侮辱する癖、これまで日本に行ってきた無礼な行いの謝罪、それらをすべてしないと無理でしょ。

でないとトンネルつくっても何かあれば「日韓トンネルをぶっ壊せ!」とか「日韓トンネルを封鎖しろ!」とか言ってくるでしょうね。

日韓関係が悪化した原因は韓国側の問題で、日本が譲歩するとか日本が何かすることはない。こんな理由でトンネルをつくるのだったら日本は断固拒否すべきですし、1円も1銭も出すべきではないと思います。