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「大人」になりたくない人の雑記

これが櫻坂46!6th single「Start over!」を考察【タイトル・フォーメーション編】

先日、櫻坂46の6thシングル『Start over!』のミュージックビデオが公開されました!簡潔に感想を言うと、かっこいい!「これが櫻坂46だ!」と胸を張って言える作品だと思います。

今日はその『Start over!』の考察、第一弾。選抜メンバーとミュージックビデオについて考察したいと思います。このブログでいつもやっている歌詞考察は、また後日。

これが櫻坂46!6th single「Start Over!」を考察【タイトル・フォーメーション編】

『Start over!』ミュージックビデオ

『Start over!』というタイトルについて

まずは『Start over!』というタイトルについて。「Start over」は日本語に訳すと「やり直すという意味。

言わずもがな櫻坂46は2020年に欅坂46から改名をしているわけですが、改名を「アイドルをもう一度やり直す」ととらえることもできます。

「自動ドアを出た瞬間別人にもなれる」、「やり直せるならなんだってできる」「僕が君の未来になるよ」と改名を思わせるような歌詞もありますね。

それに加えミュージックビデオの演出でも、欅坂46時代に平手友梨奈が活動休止・脱退した際に多くの楽曲でセンターを務めてきた小林と、『Start over!』のセンター・藤吉が抱擁を交わすシーンもあります。

このシングルは欅坂46でいうところの『黒い羊』的な立ち位置だと思います。新たなメンバーが加入する前の最後のシングル。グループの第一章のフィナーレを飾る曲

『黒い羊』が欅坂46を体現したような楽曲であったように、『Start over!』は櫻坂46を体現するような楽曲だと言えます。(参考:欅坂46 『黒い羊』の歌詞を考察する。黒い羊は欅ストーリーのフィナーレの曲。 - たきぶろぐ

選抜メンバーについて

今回の選抜は一期生と、休養中の遠藤を除く二期生が全員選抜されています。

みなさんご存じの通り、櫻坂46になって以降は1stシングルから表題曲は選抜制となっていますが、欅坂46時代は幻の9thシングルを除き、全シングルが全員選抜でした。

そして、ライブで先輩とともにパフォーマンスをした三期生は、今回のシングルでは表題曲に選抜されていません。

三期生も選抜に入れることは可能だったのに、それをせずに欅坂46時代を経験してきた一期生・二期生のみで全員選抜を行ったことも、もう一度やり直すことを決意したメンバーだからと思うと、納得ができます。

フォーメーションも、フロントにはこれまでの表題曲であるメンバーを配置しているのが特長。左から5thシングル『桜月』でセンターを務めた守屋麗奈、3rdシングル『流れ弾』でセンターを務めた田村保乃、今シングルのセンター藤吉夏鈴を挟んで、4thシングル『五月雨よ』でセンターを務めた山﨑天、1stシングル『Nobody's fault』・2ndシングル『BAN』でセンターを務めた森田ひかる。このフォーメーションすごくないですか。スーパー戦隊かのような布陣に痺れます。

欅坂46時代は良くも悪くも平手一強でしたが、フロントをセンター経験者で固めているのも欅坂46と櫻坂46の違いともいえます。こういうスーパー戦隊感のあるフォーメーションをつくれたのも、やり直した結果だと思うと「やり直してよかった」と思えますね。

個人的には土生ちゃんとみいちゃんがシンメになっているのも、すごく感動しています。あと綺良ちゃんが2列目に入っているのも飛躍がすごいと思いますし、3列目のセンターに5thシングルの共通カップリング『cool』でセンターをつとめた大園を据えているのも、隠し玉感があってゾクゾクするし、下手側に武元と冬優花というダンスがバッキバキに踊れるメンバーを配置したのもいいですよね。上手側の大沼と井上もそうですけど。

渋谷スクランブルスクエアが消えたアーティスト写真

櫻坂46『Start Over!』アーティスト写真

櫻坂46『Start over!』アーティスト写真

出典:6thシングル『Start over!』のアーティスト写真公開! | ニュース | 櫻坂46公式サイト

『Start over!』のアーティスト写真はかなり特徴的ですね。左手側に渋谷ヒカリエとその手前に「S」と大きくかかれた看板があります。これはおそらく渋谷のSEIBUの看板かな。ということは、間違いなく渋谷で撮られたものですね。それも渋谷駅から見て北西から撮られたものと推測できます。

しかし、画面中央の巨大なビルから右にかけてはワープしているときに使われるような、消失していくようなエフェクトで、さらにその右側は分解されて粉々になっているような背景になっていますね。しかし、よく見てみると右端の下側には小さなビルのようなものも映っているので、背景がすべて消え去っているというわけではなさそう。

では画面中央のビルはなんなのかというと、渋谷スクランブルスクエアです。なぜこの建物を基準に背景の大半が消失しているのか。ヒントは「渋谷」という地、楽曲のタイトルである『Start over!』にあります。

渋谷という地は欅坂46の1stシングル『サイレントマジョリティー』のミュージックビデオのロケ地でもあります。アーティスト写真やジャケット写真も『Start over!』が「アイドルをもう一度やり直す」という意味であるとしたら、渋谷を選んだのも納得。

渋谷ヒカリエは2012年に竣工していますが、渋谷スクランブルスクエアは2019年に竣工。サイレントマジョリティーの撮影時にはまだこのビルは建っていなかったのです。だから「このビルが建つ前」からやり直そうという意味で、このビルを基準に背景が消えているのだと思います。つまり、欅坂46と同時進行する別世界(パラレルワールド)のようなものを表現しているアーティスト写真だと思えます。

右端に小さなビルのようなものが映っているのは、おそらく『サイレントマジョリティー』の撮影前から建っていたビル。かつ、『Start over!』の歌詞に「どこからやり直すか?  そりゃ諦めた数秒前」とあるように、全くのゼロからやり直すのではないことから、今までのものは残しつつ、やり直すということがわかるので、背景も少し残しているのではないかと思います。


以上、まずはタイトル・フォーメーションを考察してみました。続いてミュージックビデオの考察・歌詞の考察も今後投稿していけたらと思います。

ミュージックビデオの考察記事はこちら↓
 オフィスをメチャクチャに!櫻坂46『Start Over!』ミュージックビデオを考察