たきです。
世の中には風化させてはならない事件が多くありますが、今日はその中の一つ、「韓国によるレーダー照射問題」を取り上げていきたいと思います。
そもそも「火器管制レーダー」とは何なのか
韓国が日本の海上自衛隊の哨戒機に照射したとされる「火器管制レーダー」なんですが、そもそも「火器管制レーダー」とは何なのでしょうか。
艦艇や航空機などから砲弾やミサイルを発射する直前に、目標の位置や速度を正確につかむために使用される。自衛隊を含む軍事用の艦艇や航空機は一般に、攻撃を回避するため、このレーダーで照射を受けた際にただちに感知する逆探知装置を搭載している。
敵に対してミサイル等を発射する前に、敵の位置を把握するために使用されるものです。
これを韓国は日本に対して照射しており、日本に対しミサイルなどで攻撃をしていた可能性もあるので、韓国は日本の哨戒機を敵と認識していたとも捉えられます。
時系列で振り返る
レーダー照射問題を時系列で振り返っていきたいと思います。参考にしたのはWikipediaですが、情報元を確認し、信用性の高いものだけを表記していきます。
2018年12月
12月20日-能登半島沖で海上自衛隊P-1哨戒機が韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」から数分間、複数回に渡りレーダーを照射された。
12月21日、防衛省が公表、当時の岩屋防衛相が記者会見を行う。
12月22日-防衛省はレーダーを火器管制レーダーと判断し、非常に危険な行為であるとし、韓国に再発防止を求める。また、韓国海軍は「火器管制用レーダーを作動させたことは事実だが、日本の哨戒機を狙う意図は全くなかった」と話し、「わが軍は正常な作戦活動中にレーダーを運用したが、日本海上哨戒機を追跡する目的で運用した事実はない」と中央日報記者に対して伝えた。
12月24日-韓国政府はこれまでの説明から一転して、「レーダー照射を行った事実はない」として、日本が事実と異なる発表を行ったと主張。しかし、22日時点では韓国海軍は「火器管制レーダーを作動した」と自ら説明しており、説明に矛盾が発生している。これに対し岩屋防衛相は記者会見で「事実関係の一部に誤認がある」と指摘し、防衛省名義の文書で「火器管制レーダー特有の電波を、一定時間継続して複数回照射された」と反論する声明を発表した。
12月27日-第1回実務者協議を実施。韓国側は照射を否定した。
12月28日-防衛省がYouTube及び防衛省公式サイトにてP-1哨戒機が撮影した映像を公開した。→https://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/12/28z.html
この動画に対して、元アメリカ国防総省のポール・ジアラは「海上自衛隊側に挑発的な行動や危険な動きがあったようには見えなかった」とコメントしている。
2019年1月
1月2日-韓国国防部は「友好国(北朝鮮)の艦艇が公海上で遭難漁船を救助している人道主義的状況で、日本の哨戒機が低空威嚇飛行をした行為そのものが非常に危険な行為」として、日本に謝罪を求める。
1月4日ー韓国国防部が韓国側の正当性を主張する映像を公開。→https://www.jiji.com/jc/movie?p=n001275
1月7日-韓国国防部は先日から公開していた反論動画に、新たに6ヵ国語を追加した計8ヵ国語分の映像を公開した。防衛省も新たに韓国語の字幕等を追加した動画を公開。
1月8日-防衛省は、レーダー照射の決定的証拠となる電波情報を韓国側へ提示する用意があると発表したが、韓国政府はレーダーの周波数を含むデータの日本側への提供を拒否。
1月14日-第2回実務者協議を実施。韓国は日本が提案したデータの情報交換を拒否。
1月19日-照射されたレーダーの電波信号を音に変換したものを新証拠として公開する方針を防衛省が固めたことが報道される。
1月21日-防衛省は「本件事案に関する協議を韓国側と続けていくことはもはや困難」との声明を出し、「韓国レーダー照射事案に関する最終見解」と火器管制用レーダー探知音・P-1の当日の飛行ルート・過去に同艦に対して同様の接近をした際に撮影された写真(複数回実施されているが、それまでに韓国から抗議を受けたり問題視された実績はない)等を公開した。
1月23日-韓国国防部が、東シナ海の離於島付近で同日14時3分頃に日本の哨戒機が韓国海軍艦艇に対し「威嚇飛行」を行い、高度約60-70メートルまで接近した」とする声明を発表。更に、「韓国の忍耐し節制した対応にもかかわらず、日本は今月18、22日にも韓国艦艇に低空威嚇飛行をした」と主張。対して日本側は「高度150メートル以上を確保していた」と主張する。韓国国防部国際政策次長の李倞九(イ・ギョング)陸軍准将は、海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の艦艇に低空威嚇飛行を行ったと発表し、在大韓民国日本国大使館防衛駐在官の永島透1等陸佐・渡邉達也1等海佐を呼んで抗議。
1月24日-韓国国防部が、1月23日に飛行した自衛隊哨戒機を撮影した画像5枚を公開する。これらの画像には水平線が写っておらず、国防部が、前日に飛行した自衛隊哨戒機を撮影した画像5枚を公開する最低でも高度70m以上であること以外に判別が出来ない事等証拠価値に疑問が生じている。
2019年2月
2月4日-なぜか北朝鮮が韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」で本件を取り上げ、「朝鮮半島の平和の雰囲気を壊してわが民族への再侵略野望を実現しようとする日本反動らの凶悪な計略が明るみに出た」などと日本を非難すると共に韓国に共闘を呼びかけた。
2019年6月
6月1日 - 非公式の日韓防衛相会談がシンガポールで開催されたアジア安全保障会議の場を利用して行われたが、韓国の鄭景斗国防相は改めてレーダ-照射問題を事実無根であると主張した。
北朝鮮を「友好国」と呼ぶ韓国政府
本来、韓国や日本にとっては北朝鮮は共通の敵です。
北朝鮮は核を保有していますし、日本海にミサイルを撃ち込むなどの挑発的な行動もとっています。
しかし、2019年1月2日の発言でなぜか韓国政府は北朝鮮を「友好国」と呼び、同盟国ではないものの、北朝鮮に対しては歩調を合わせる必要のある日本に対して、敵国に照射する「火器管制レーダー」を照射しているのです。
つまり、韓国は北朝鮮と友好的関係にあり、日本を敵対視しているのです。そして、あろうことか逆ギレし、日本に対して謝れと言っているのです。
韓国は本当に日本と仲良くする気はあるのでしょうか。
なぜ韓国は事実を認め、謝らないのか
そもそも、今回のレーダー照射問題が起きたのは日本の排他的経済水域内で、北朝鮮の船が本当に遭難したのであれば、救難信号を発信するはずです。しかし、日本の海上保安庁は信号を受信していません。
なのに、北朝鮮の船を囲むようにして韓国の船が居て、その様子を発見した海上自衛隊の哨戒機に対して火器管制レーダーを照射して、哨戒機を追っ払ったと。
なぜ哨戒機を追っ払う必要があったのか、それは韓国が隠しておきたいことや見られてはいけないところ(瀬取りなど)を見つかってしまい、レーダーを照射したのではないかと思い割れます。
今回のレーダー照射が誤操作であったり、ありえない話ではありますが、友好国(北朝鮮)の遭難船を捜索していたのであれば韓国は認めて謝ればいいだけの話なのに、韓国は事実を認めないどころか逆ギレして日本に謝罪を求めました。
仮に韓国が火器管制レーダーの照射を認めると、なぜ韓国や北朝鮮の船は日本の排他的経済水域内に居たのか、なぜ日本に対して火器管制レーダーを照射したのかを韓国は問われることになります。
それを説明すると必然的に韓国が隠しておきたいことがバレてしまうので、照射したことを認めず、謝らないのではないかと思います。
韓国はもはや敵国であるといっても過言ではない。
このレーダー照射問題で北朝鮮と韓国が「友好的な関係」であることを韓国が自ら認めたほか、
今年に入ってから出てきた、韓国の戦略物資の第三国への不正輸出。この第三国には北朝鮮との関係が深い国も含まれています。
つまり、韓国から不正に輸出されたものが第三国を経由して北朝鮮に渡っている可能性があるのです。
それなのに韓国はまた日本に対して「ホワイト国除外はWTO違反だ」「撤回しろ」と逆ギレしています。
韓国は日本やアメリカにとって、敵国といっても過言ではないと思います。
参考サイト
- 韓国海軍レーダー照射問題 - Wikipedia
- レーダー照射問題「韓国がどうしても隠したい」密漁と瀬取り
- 日韓レーダー照射~囁かれる韓国が謝罪できない本当の理由 | ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93
- 韓国から戦略物資ダダ洩れ?優遇措置撤廃で怒る韓国の「不正輸出」リスト入手 - FNN.jpプライムオンライン
最後までご覧いただきありがとうございました。