写真記事は久しぶりですね。
今年の9月末、ヒガンバナを見に高麗の巾着田まで足を運びました。
昨年は天気も悪く開花状況も芳しくなかったのですが、今年は毎日開花状況をチェックして程よい頃に伺いました。えらいえらい。天気は残念ながら晴れとまではいきませんでしたが、この日を逃すと見ごろを逃してしまいそうだったので、強行突破です。
前置きが長くなりましたが、それでは本編をどうぞ。
巾着田と言えばこれですね。見渡す限り彼岸花が咲いていて、まるで絨毯のよう。
雨風で倒れてしまっている部分もありますが、これがすべて咲いていたら本当に真っ赤ですね。
ヒガンバナのつぼみって、あまり見たこと無いかも。なんかちっちゃな唐辛子みたいですね。
ヒガンバナは1本の茎に5~7本ほどの花をつけるそうですが、つぼみの状態だとその特徴がわかりやすいですね。
向かい合っていて「これから咲かすぞ」と円陣を組んでいるようで良いですね。
僕が行った時間は雨は降っていなかったのですが、朝には降っていたようで、水滴がヒガンバナについていました。
雨が付いたヒガンバナって、他の花とは雰囲気が違っていていいですよね。ヒガンバナってお墓の近くに咲いていたり、お彼岸の時期に咲く花で「死」を連想してしまう花ですが、水滴がついているとまるで悲しんでいるような気がして美しい。
ヒガンバナを上から見るとまるで花火のようですね。秋に見る花火もいいものです。
やはりこの複雑に絡み合う花びらと、放射状に広がるおしべ・めしべはヒガンバナの最大の特徴。水に濡れて輝いていて本当に美しい。
右上の隙間にもう1本咲いていたら、ハートのような形になっていたのですが、残念ながら運は尽きていたようで、惜しくもハートならず。でも頑張れば見えなくはない・・・?
紅いヒガンバナの群れの中に、1本だけ白いヒガンバナが咲いていました。白いヒガンバナの周りには隙間もあって、なんか避けられてる感。まるで黒い羊のよう。
でも負けじとその美しさをアピールしているのが、健気というか、強いですね。花に意思があるかどうかは置いておいて。
こちらは白いヒガンバナが2本咲いていてその後ろに紅いヒガンバナの群れがありますね。
何か白いヒガンバナを紅いヒガンバナがお祝いしているように見えなくもないですね。例えていうなら、ウェディングドレス・白タキシードを着た新郎新婦を、みなが祝っている的な。
ネガティブなイメージのあるヒガンバナですが、見ようによってはポジティブな見方もできますね。
お次は茎のあたりを見てみると、木の幹によって茎が曲がっているので、襲われているように見えるヒガンバナ。横のまだ蕾の花のほうはうまく避けていられるようですが。
邪魔をされてもへこたれず、美しい花を咲かせる花。強い。
奥のヒガンバナは枯れていますが、それを横目に美しい花を咲かせていますね。「生」と「死」の対比。
枯れたヒガンバナも魅力的ですね。何に惹かれるのかは分からないけど、力尽きてもなお美しい。
最後はアイキャッチにも使用した1枚を。空は残念ながらどんよりとしていますが、それでも空に向かって手を伸ばしているかのように、おしべ・めしべが放射状に広がっています。本当に美しい。
以上、今年のヒガンバナでした。
Instagramではここには載せていない写真も投稿していますので、もし興味がありましたら、Instagramも見て行ってください。
気のせいかもしれませんが、去年やおととしよりも白いヒガンバナが少なかったような気がします。。。
去年は雨で今年はどんより雲。来年こそは晴れた空の下で輝くヒガンバナを見たいところです。「3度目の正直」に期待。