たきぶろぐ

「大人」になりたくない人の雑記

電気料金値上げ...政府は国民を苦しめることが好き?

先々週、ルームメイトと友人とでマリオの映画を見に行ったんです。子供向けなのかなと思っていたけど、ちゃんと楽しめました。ブラックジョークと言っていいのか分かりませんが、あのキャラクターも個人的には好きです。何のことかは見てからのお楽しみ。

さて、先日気温が30度に迫るなど夏が近づいてくることを実感していますが、大手電力会社が値上げを申請し、政府が承認しました。6月の使用分から値上げするようですが、正気とは思えないですね。

電気料金値上げ...政府は国民を苦しめることが好き?

値上げ率は縮小したものの、最小約15%、最大約40%の値上げ

TBS NEWS DIGによると、値上げ幅が以下の通りです。

▼東京電力 平均15.9%
▼北海道電力 平均23.22%
▼東北電力 平均25.47%
▼北陸電力 平均39.7%
▼中国電力 平均26.11%
▼四国電力 平均28.74%
▼沖縄電力 平均33.3%

出典:【速報】大手電力7社の電気料金値上げ 経産省が正式認可 | TBS NEWS DIG (1ページ)

今回値上げをする会社の中で一番値上げ幅が大きいのが北陸電力の39.7%、一番小さいのが東京電力の15.9%。

電力会社も企業なので、利益を出すために値上げをするのは致し方のないことだとは思います。

しかし、12か月連続で実質賃金は下がっているんですよ。給料は変わらないのに物価だけが上がっている。なのになぜ、さらに実質賃金を下げるようなことをするのか、理解に苦しみます。

政府による支援はあるものの...

政府は確かに高騰する電気代に対して、補助金を出したり、再エネ賦課金の値下げなどのいわゆる「激変緩和措置」で値上げに対する対処はしているものの、果たしてそれで十分なのでしょうか。また、この措置も今年の9月で終了予定で、ずっと続くわけではない。もしも電気代の値上げがこれからも続いていくことになれば、9月以降はどうなるのか。

それに、この補助金も元はと言えば税金です。だから結局国民が払っているもの。名前が「電気料金」なのか「税金」なのかという違いだけ。だから「政府が補助して安くなっています」とは言っても、結局は国民が払ったもの。この補助金がずっと続くということになれば、財源問題にもなるわけで、じゃあ増税しましょうとか言い出したらこの世の終わりですよ。

どうせ税金で値引きするんだったら、最初から集める税金を減らせばいいのでは?集めたものをまた戻すなんて効率が悪いでしょ。そんなことをするのだったら、最初っから集めなければいいのに。

積極的に原発の再稼働・新設を

そもそも今回の値上げは火力発電に用いる天然ガスなどの価格が高騰し、コストが増大しているため。であるならば、火力発電以外で発電をすればいいのではないでしょうか。

太陽光・水力・風力でももちろん良いのですが、梅雨や台風、夏にはほぼ毎年のようにダムの貯水率の低さが言われていますね。そんな日本でこれらの発電方法に頼るのは、電力不足にもなりかねず、危険だと思います。

ともなれば、原発や地熱発電など天候に左右されない発電方法を活用していくことが大事になってきます。地熱発電は設置できる場所も限られていることから、必然的に原発が一番現実的なのではないかと思います。

福島第一原発事故もあり、もちろん賛否両論はあることは分かります。ただ、この事故を起こしてしまった反省を生かし、国は新たな規制基準を定めています。その新たな基準の元で原発の再稼働・新設も行っていけばよいのではないでしょうか。

首都直下型地震や南海トラフなど、大地震による影響を受ける場所というのは政府も大体把握をしているはず。であるなら、そのような事故の起こるリスクの高い場所を避け、リスクの低い地域にある原発を再稼働、または新設をすればよいのではないでしょうか。

もしくは、天然ガスなど海外に頼らず、原発のような有事の際にリスクのある発電方法ではない、新たな発電方法を研究する。

いずれにせよ、海外からの輸入に頼っていれば、今後もこのようなことは起こりかねないですし、有事の際にもし海外から燃料を輸入できなくなったら日本はどうするのか。これは日本の安全保障にもつながってくる問題です。


また6月の値上げはもちろん夏に響くわけですね。エアコンや扇風機など季節家電も多用する季節。このタイミングでの値上げはやむを得ないとはいえ、鬼畜の所業のように思えます。

また、岸田政権は所得倍増だのなんだの言っていましたが、給料は上がっていないのに、防衛費増額による増税、子ども予算倍増による増税、社会保険料の値上げ検討など、どこが「所得倍増」なのでしょうか。むしろ「倍減」させようとしているのではないでしょうか。

新しい資本主義だの所得倍増だの、これは何だったのか。増税によって国民が苦しむことが岸田さんにとっての新しい資本主義だったのでしょうか。働いても働いても生活が苦しくなるばかり。なるほど、たしかにこれは新しい資本主義だ。

つみたてNISAの制度見直しも評価はしますが、これ言うて投資ですからね。投資だからもちろん損をすることもあるわけで。これを「所得倍増」というのは無理があるように思います。まるで「つみたてNISAを始めれば所得が倍増する」かのような言い分は納得できないですね。

一連の政府の動きを見ていると、本当に岸田政権は国民のために働いているのか。国民を苦しめることが好きなのではないかと思います。そう誤解されたくなければ、今一度「ご検討」を。