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「大人」になりたくない人の雑記

立憲民主党、自称公共メディアに1500万円支援。新年早々ブーメランが刺さる。

あの、お笑い政党...と言っちゃ失礼ですね。野党第一党の立憲民主党が、自称公共メディア「Choose Life Project」に対して1500万円提供していたことが報じられました。

立憲民主党と言えば、昨年の衆議院選挙シーズンに、自民党がDappiというツイッターアカウントで野党議員に対して誹謗中傷・デマを流し、選挙を有利に進めようとしていたのではないか、という「Dappi疑惑」に対して厳しく追及していましたね。

自分たちは同じことをしているのに、よくそんなことができましたね。逆にすごいと思います。

 西村氏は支出に当たって組織として議論した形跡がなく、特定のメディアに公党が資金支援した点などから疑念を招いたとして「適切ではなかった」とした。福山氏への処分については「違法性があったとは言えない」と述べ、今夏の参院選で改選を迎える福山氏への党公認決定も維持する考えを示した。

 泉健太代表(衆院京都3区)の指示を受けて西村氏らが当時の会計資料を調査し、福山氏への聞き取りを実施した。党がCLPに支援した期間は20年3月から9月までで、広告代理店に1500万8270円を支払った。経緯について西村氏は「フェイクニュースや不公正な差別が横行する状況に対抗する新しいメディアをつくりたいというCLPの考え方に福山氏が共感し、番組制作・運営の支援を行った」と述べ、党として番組内容に関する要求は一切していないとした。

出典:立民の資金提供問題 「福山氏の判断だった」と西村幹事長が明らかに(京都新聞) - Yahoo!ニュース

立憲民主党は自称公共メディアChoose Life Project(以下CLP)に1500万円提供したことは不適切ではあったが違法ではないとして、福山氏への処分はせず夏の参院選でも公認を維持するとのこと。

問題は、立憲民主党が組織として議論をしたことがないという事。立憲民主党の中でCLPに資金を提供するかどうか、という議論が無いままに当時の幹事長の福山氏の独断で、「立憲民主党」名義で資金提供がされたという事。

いくら幹事長と言う立場とは言え、野党第一党がメディアそれも公共メディアを謳うCLPに資金を提供するのを、党内で議論もせずに独断で行ったというのは、お粗末ではないでしょうか。民主主義の基本である議論を蔑ろにしていませんか?独裁ですよね。「立憲民主」という看板下ろした方が良いのでは。


そして、泉代表。あなたも「今の立憲民主党は2020年9月に結党された新党で、それ以前の立憲民主党とは別の党」といって、責任逃れをしようとしていますが、書類上は新党として結党されているものの、党の本部も、名前も、代表も旧立憲民主党と何ら変わらない。その主張には納得できませんね。

立憲は桜を見る会問題でも「今は立憲民主党だ。民主党のことなど把握していない」とも発言しています。自分たちの都合の悪いことは棚に上げて、いつでもどこでも自民党政権批判。これが「立憲は批判ばかり」と言われる所以。衆議院選挙で議席を大幅に減らしたのに学ばないんですね。

西村幹事長も。「違法性がないから処分は行わない」。確かに今回の件は違法ではありません。しかし、政党それも野党第一党が特定のメディアに資金を提供していたという事は、世間からは「立憲はメディアを買収して自分たちに都合のいいことを報道させようとしていたのではないか」と疑念を抱かれるでしょうし、CLPの支援者・国民を裏切っているんですから、説明責任を果たすべきでないでしょうか。いつもあなた方が政権に対して言っているように。


Dappi問題は現時点ではあくまでも「疑惑」に過ぎません。Dappiのアカウント情報を開示したら、自民党と取引がある企業だったというだけで、自民党がDappiに関与している明らかな証拠と言うものはありません。仮に事実だとすればDappiとCLP両成敗となりますが。

それなのに立憲やメディアはあたかも自民党がDappiをつかって工作していたかのように報じ、追及していましたね。それもちょうど衆議院議員選挙前に。これがもし虚偽だったら、名誉棄損どころじゃないですね。立憲民主党・マスコミ側が自民党を貶めるために工作活動を行っていたことになりますね。

それに対してこの「CLP問題」は疑惑ではなく、事実。福山氏もCLPも認めていることです。自民党には厳しく追及する癖に、身内には無処分。流石身内に甘い立憲さん。こんな自浄作用も働かないような組織に政権運営なんて任せられませんね。

 

さて、この夏参議院議員選挙が行われます。参議院議員の半数が改選となりますが、CLPに1500万円支援することを独断で決めた、福山哲郎氏も改選となります。有権者の皆様、審判の時です。夏までこのCLP問題を忘れることなきよう。

立憲民主党、自称公共メディアに1500万円支援。新年早々ブーメランが刺さる。