菅首相が退陣を発表しましたが、菅首相の置き土産なのか、またもや緊急事態宣言が延長されることになりました。
もはや何の効果もない緊急事態宣言ですが、いつまで続ける気なのでしょうね。
さて、今回のコロナの感染拡大初期から言われている「無症状感染者」なのですが、ここ最近ふと思ったんです。無症状感染者って、本当に感染しているの?と。
「陽性」と「感染」の違い
コロナに感染しているか否か、現在は大きく分けて3つの手法で判断がされています。PCR検査と抗体検査、抗原検査ですね。
PCR検査、抗原検査は鼻や喉などに綿棒のようなものをグリグリやって、その後あーだこーだして陽性云々を調べるやつですね。PCR検査は最近唾液の採取によっても診断ができるようになりました。
そして、抗体検査は上の2つとは違い、過去に新型コロナウイルス感染症に感染していたか、体内の抗体を調べるやつです。抗体があれば確実に感染していたことになります。
しかし、上にもあるように、あくまでも「鼻や喉、唾液」にウイルスが存在しているかを検査するだけであって、感染しているかどうかは判別できないはずです。
「感染」の定義は以下の通りです。
感染は、病原体が人間の体内に侵入、定着し、増殖することで成立します。
つまり、今回のコロナウイルスが人間の体内に入って、体内に定着し、増殖することで初めて、「感染した」と言えます。
PCR検査は鼻の奥、喉の奥、唾液中から検体を採取するので、体内でウイルスが増殖したかどうかなんて分からないはずです。即ち、PCR検査や抗原検査で陽性が出ても、感染したとは限らない。
今回のコロナウイルスは、空気中に漂うことも確認されています。俗に言うエアロゾル感染な訳ですが。たまたま、エアロゾル中のコロナウイルスが鼻や喉に入って検出されただけかもしれません。
それに、鼻に付着していたけど、その人のもつ免疫力によって、体内では増殖せず、感染していない可能性だってあります。
「感染した」と断定するには、PCR検査や抗原検査で陽性と診断され、その後体内でウイルスが増殖し、新型コロナウイルス感染症の症状が現れてはじめて、新型コロナウイルス感染症に感染したといえます。
しかし、体内でウイルスが増殖し、感染していても、コロナウイルス感染症の症状を発症しない、真の無症状感染者も居ます。
でも、その真の無症状感染者と、「たまたまウイルスが付着していただけ」という人の区別をPCR検査や抗原検査でできるか、いいえできません。
症状が出た人に対してPCR検査をして感染しているかどうかの判別はできますが、闇雲に検査して陽性と出ただけでは、感染したとは断定できないのではないでしょうか。
メディアは「今日の感染者は○○人です」と毎日のように報道していますが、それはあくまでも「陽性者」であって、感染者ではない。
PCR検査の拡充を行うと医療崩壊が起こるのでは
現在の新型コロナウイルス感染症は新型インフルエンザ等感染症に分類されています。感染した人、無症状の人に入院勧告を行い、感染した人の追跡を行う必要があります。
上にもあるように、PCR検査数を闇雲に増やし、感染していない、たまたまウイルスが付着していただけの人まで陽性になり、入院させれば、ただでさえ少ないコロナ用病床はあっという間に埋まるでしょう。というか既にもう埋まっています。
濃厚接触者の検査はやめて、明らかに新型コロナウイルス感染症の症状が出ている人に限って検査を行い、入院をさせれば良いのではないでしょうか。
一部の政党、政治家は「医療崩壊を起こしてる!」「医療が逼迫している!政府の責任だ!」とかいいながら、「PCR検査の拡充を!」なんて矛盾したことを言っていますが、PCR検査増やせば増やすほど医療崩壊が起こりやすくなります。
PCR検査云々以前に、まずは病床を増やさないとなりませんが。東京なんて人口が1300万人も居て、コロナ用の病床が7000床も確保できていないとか、医療崩壊起こす前から医療崩壊起きてますよ。仮に東京都民が全員感染したとして、入院できる確率が0.054%とか、ソシャゲのSSR出現確率くらいって酷すぎますね。