たきぶろぐ

「大人」になりたくない人の雑記

民主主義とは何か

先日、とあるインフルエンサーがTwitterで言っていたことで、共感した部分があるので共有しておこうと思います。

「選挙の結果自民党が政権を担っているのだから、国民は自民党に従わなければならない」とか、「野党に投票した人も選挙結果に従え」とか、筋違いなことを言っている人が中には居るみたいで。

勿論選挙で選ばれた国会議員がつくった法律等には従う必要がありますが、民主主義というのは「国民があらゆる主権を持ち、国民が意思決定を行っていく」ものであって、選挙の結果であったり、国民が法的拘束力の無い政治家の言うことに従う義務などありません。

寧ろ国民は主権を持っているのだから、それを言うなら逆。国民が政治家や政党を監視し、権力を持ち暴走するよな、愚かな指導者にならないようにしなければならない。批判は民主主義においてあってはならないものです。国民全員がイエスマンになってしまえば、政治家は暴走し、世界を巻き込み日本のみならず世界中に死体を増やすことになりかねない。現実に今それが起こっていますよね。

あらゆる意見があることが大事。選挙というのは、その自分の意見を政治家に伝える一つの意思表示でしかなく、自民党が勝ったからと言って、他の候補者に投票した人々が、自民党や自民党に投票した人々に意見を合わせる必要は無いし、望まずして意見を合わせてはならない。議論をして意見が変わるならまだしも、「自民党が勝ったから」という理由で風見鶏のように意見を変え自民党を支持するのでは民主主義の意味がない。

反対の意見があり、1人1人が意見を持つことができ、どれがいいのか「選べること」が民主主義のメリットであるのに、「自民党が勝ったのだから野党支持者は従え」と批判を許さず他者の意見を選択肢を排除するのは、民主主義ではなく言論弾圧。

選挙結果というのは、どれだけの人がどの候補者をどれだけ支持し託しているかというのを明らかにするだけで、それに従う必要は全く無い。一種の世論調査のようなもの。結果次第で国の動きが変わってくるので、世論調査とは比べ物にならないくらい責任は重いですが。

しかし選挙結果に従う必要はなくとも、受け入れる必要はあると思います。自民党が勝ったのであれば、国民は自民党を信頼し自民党に投票した人が多かったのだと。選挙で当選を果たせなかった人は、結果を受け入れ、どうすればより多くの国民に支持してもらえるのか考え、活動をしていけば良いのではないでしょうか。

受け入れることをせず、証拠もなく不正選挙だとか言って反省もせず、ただ他人のせいにするだけの人はいつまで経っても信頼されないし、そんな人が国会の場に立ってまともな議論ができるとは思えない。ヤジばっか飛ばして議論を妨害することは目に見える。

民主主義とは何か