たきぶろぐ

「大人」になりたくない人の雑記

未来ではなく「今」を見ろ。日韓首脳会談に思うこと

GW終わってしまいましたね...。僕は金土日は酷い頭痛と吐き気に見舞われ、休みというより療養期間となってしまいました。次の祝日は7月17日ですって。2か月も祝日が無いなんて...。祝日が無い6月が可哀そうなので6月にも祝日をつくってあげましょう。「五月雨の日」なんてどうです?五月雨の日制定を目指す会でも設立しましょうか。

GWで国民がお休みの中、岸田首相はお隣韓国に足を運び、尹大統領と会談を行いました。日本の首相が日韓首脳会談のために韓国を訪問するのは12年ぶりとのこと。両国は関係の改善を目指しているそうなのですが...いやいや、関係改善の前にまず解決すべき問題、ありますよね?

未来ではなく「今」を見ろ。日韓首脳会談に思うこと

「未来志向」という言葉はもう聞き飽きた

日韓の話題でたびたび出てくるのが「未来志向」という言葉。未来を見て、関係を改善しようという意味だと思います。

僕が政治に興味を持ち始めたころから振り返ってみても、前々大統領の朴大統領、前大統領の文大統領、そして現大統領の尹大統領と度々この発言を行っていますが、今までにこの国が未来志向だったことってありますか?

日韓請求権協定で解決済みの元徴用工問題、慰安婦問題をほじくり返したのは、「未来志向で」と言っていた韓国側ではないでしょうか。解決済みの問題を何度も何度もほじくり返し、韓国国民の反日感情を扇動し、自分の支持率を上げる。

当サイトの過去記事「韓国がついに日本を敵国認定!日韓問題について改めて考えてみる 」でも書いています。元徴用工問題ならびに慰安婦問題は、1965年の日韓請求権協定で完全かつ不可逆的に解決したと日韓両国間で合意がなされています。

しかし韓国はこの合意後も度々慰安婦問題をほじくり返し、日本は1995年にアジア女性基金を立ち上げ、元慰安婦に対して償い金や医療・福祉事業などを提供しました。そして、この事業は2007年に終了。

終了したと思いきや、まだ解決していない!とまたほじくり返し、2015年に当時の朴槿恵大統領と安倍晋三首相が日韓慰安婦合意で最終的かつ不可逆的に解決することで合意

これで解決したと思いきや、朴槿恵大統領の後、文大統領が「これでは解決できない!」と一方的に慰安婦合意を破棄し、またほじくり返しました。

日本は最終的かつ不可逆的に解決したはずの慰安婦問題を、3回もほじくり返されているわけですよ。韓国によって。

徴用工訴訟もそう。日韓請求権協定で完全かつ不可逆的に解決したのに、韓国の大法院(日本でいう最高裁判所)が日本企業に対して賠償しろという判決を出した。そして韓国政府は「三権分立に反するから政府は何もできませーん」と。

この方々は「最終的かつ不可逆的に解決」という言葉の意味が分からないようです。こんな簡単な言葉の意味も分からない国なんかと、未来志向な関係なんて構築できるはずがありません

今の尹大統領は日韓関係の改善に努めていますが、次の大統領になったらまたほじくり返されて終わりですよ。だからこんな国と関係改善するだけ金と時間の無駄です。勝手に来る分には構いませんが、日本からわざわざこの国に足を運ぶのは無駄足だと思います。

そもそも、未来ではなく「今」を見ろ。

そもそも未来ではなく今を見ろよという話です。

これは日本としては終わった話なのですが、韓国がほじくり返して結局問題になっている、元徴用工問題慰安婦問題。そして、韓国が武装した警察官を常駐させ、先日韓国の国会議員が上陸した、韓国が不法占拠している竹島。そして、忘れていませんよ。2018年の年の瀬に、韓国軍が日本の海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題。さらにさらに、韓国が世界に向けて行っている、日本が放射能で汚染されているというデマの拡散

日本と韓国...というかほぼほぼ韓国側の問題なのですが、今こんなに問題を抱えているんですよ。これらの問題1つも解決していないのに、「未来を見て仲良くしましょー」とか言われても、こっちは「ふざけんじゃねえよ」となりますよね。

これは韓国の尹大統領にも言えることですが、岸田首相にも言えることですよ。関係改善をする前に、まずはこれらの問題を解決してくださいよ。

特に火器管制レーダーなんて、日本に対して「ミサイルを撃ち込むぞ」と銃口を向けてロックオンしたようなものですよ。こんな国と仲良くするなんて正気の沙汰じゃない。ありえないですよ。

韓国野党「共に民主党」が作成した「放射能汚染地図」

韓国野党「共に民主党」が作成した「放射能汚染地図」

出典:韓国与党の捏造か “放射能汚染地図”の追跡取材にあきれた言い訳 FNNの指摘に「地図は誤りではない!」と正当化|FNNプライムオンライン

在韓日本大使館建設予定地に貼られた悪質なプロパガンダボスター

在韓日本大使館建設予定地に貼られた悪質なプロパガンダポスター

出典:韓国与党の捏造か “放射能汚染地図”の追跡取材にあきれた言い訳 FNNの指摘に「地図は誤りではない!」と正当化|FNNプライムオンライン

当サイトの過去記事「韓国がついに日本を敵国認定!日韓問題について改めて考えてみる 」でも掲載した上記の画像。韓国の政党が、日本が放射能に汚染されているという地図を作成し、それを大々的に公表しました。もちろん根拠のない悪質なデマです。

そして、それを鵜呑みにしてか、東京オリンピックを放射能で汚染されていると表現したポスターを日本大使館の建設予定地に掲出。

そして、日本が原発の処理水を海洋放出を決めた際には「汚染水を流すな」とまるで処理水が汚染されたものであるかのように表現。処理水に含まれるトリチウムは、WHOの飲料水基準値の7分の1以下で、飲料水にしても問題のないものであり、IAEA(国際原子力機関)の調査でも2023年5月時点では問題が無いとされています。(最終的な結果は6月に出る予定です)

これらの問題に対する謝罪の言葉もありませんよね。これでよく「仲良くしましょう」とか言えたものです。面の皮が分厚すぎて分厚すぎて。

まずは、元徴用工問題ならびに慰安婦問題については両国間の合意の履行。竹島問題に関しては竹島に常駐する武装警官の即時撤退と建造物の撤去、長きにわたり不法占拠を行ったことへの謝罪と補償。火器管制レーダー照射問題は、韓国はなぜ自衛隊機に火器管制レーダーを照射したのか説明と、再発防止策の提示謝罪を。放射能汚染に関するデマは韓国政府が責任をもって嘘だと認めて撤回、日本の福島県民や近隣地域の住民に対して誠実な謝罪を。そして、これらは未来永劫、韓国政府が責任をもって継承し、大統領が変わるごとに二転三転することが無いようにする。

これらを行ってから初めて両国間で未来を見据えて関係を改善していくことができるのではないでしょうか。

これらの問題を棚上げしたらどうなるか。日本政府は否定していますが、尖閣諸島問題に関して、中国は「尖閣諸島問題は次の世代が解決できるだろうと『棚上げ』をした。」と発表しています。つまり、私たちでは解決できないけど、未来の世代が解決してくれるだろうと、職務を放棄したわけですね。で、今どうなっています?解決できていませんよね?それどころか武力で脅迫してくる始末です。

次の世代が解決してくれるだろう、と棚上げをしたところで結局は解決できないどころか、物事は悪い方向に進んでいくんですよ。竹島に関してもこのまま韓国の不法占拠が続けば、世界的に見ても韓国の領土でいいよね、という認識が広がり、ますます日本の立場が危うくなるだけです。

未来を見る前にまずは「今」を見るべきです。今が無ければ未来は無い。銃口を向けてくる、うそを流して日本を貶める、そんな国が果たして本当に信用できる国なのでしょうか。関係を改善する以前の問題ですね。関係を改善する必要があるか。

岸田首相にはぜひとも日韓関係について再度検討をしていただきたいものです。