たきぶろぐ

「大人」になりたくない人の雑記

同性を好きになる難しさ、辛さ、苦しさ

レインボーフラッグ

たきです。

唐突ですが、僕はバイセクシュアルです。前からブログを見てくれている人は分かると思うけど、好きな同性の人も居ます。

そんな僕が思う同性を好きになる難しさ、辛さ、苦しさというのをお話していきたいと思います。

最初に言っておきます。同性愛が苦手な人はここでUターンしてください。

 

同性を好きになる難しさ、辛さ、苦しさ

僕は好きな人が居て、一緒にお出かけできたり幸せなんですけど、心の中ではムズムズしてます。

好きだけど告白できない

日本をはじめ世界のほとんどの人は恋愛は異性間のものと考えている人が多いですよね。最近はカミングアウトをする著名人も出てきてますけど。

なので、僕が好きで告白をしても、相手が同性愛に対して寛容でなければ「キモッ」って言われて関係が終わるっていうオチだし、仮に寛容だとしても周囲の人間が寛容でなければ周囲からは白い目で見られるし。

それに相手が「カップルとしては無理だけど、友達ではいるよ」って言ってくれても、やっぱり心の中ではキモいと思って距離を置いたり、LINEをブロックしたり。面白半分で周囲の人間にゲイであることをアウティングしたり。それでアウティングされた人が自殺してしまったという事件もありましたよね。*1

仮に隠しておこうと決めてても、相手に隠し事をさせると相手が心の中でムズムズして、それが負担になってしまうこともあるし。

好きな人に負担はかけたくないし、キモいと思われて距離を置かれるのも嫌だ。今の「友達」でも十分幸せだし、今のままでいいじゃないか、と自分に言い聞かせてるし、欅ちゃんたちも「このままが一番いい」とか「こんな関係も時にはいいんじゃない」とか言ってくれるんだけど、やっぱり心のどこかでは好きって伝えたいっていう気持ちもある。

友達に隠し事をするってのも罪悪感あるし、何かの拍子にバレた時に「今まで隠してたんだ」「今まで遊びに誘ってきたのもそういう目的だったんだ」って思われるのも怖い。

周囲の人間に相談しにくい

「恋愛=男女」と考えられているこのご時世、同性愛は家族や友人には相談しにくいですよね。

僕の母親も「ゲイ(同性愛)=気持ち悪い」っていう思考で、この前男同士が手をつないでいるのを見て「気持ち悪い」と言っていたほど。なので僕は母親はじめ家族にカミングアウトする気は無いです。周囲の人間が同性愛に対して寛容でなければ、相談しにくいですよね。

僕は幸運なことに相談できる友達も居ますし、ブログやSNSではカミングアウトしてるので堂々と言えるんですけども、そうでない人も居るので辛いですよね。

仮に告白してカップルが成立する可能性は極めて低い

仮に勇気を出して告白したとしても、ゲイアプリやネットで知り合ったとかでなければ、相手がまず同性愛者か両性愛者である必要があるし、その上自分が好きである必要があります。

電通が2018年に行った調査では、LGBTの割合は8.9%となっていますが*2、LGBTの割合は諸説あり、3%となどという説もあります*3

LGBTの割合は「性的少数者」と言われるだけあって低いですし、これらの調査結果はLGBTすべての割合であって、ゲイやレズ、バイやトランスジェンダーなど個々で分けるとその割合はさらに低くなると思います。

なので僕みたいに同級生の同性を好きになったっていう人だと、告白して付き合える可能性は極めて低い。

 

これが同性を好きになる難しさ、辛さ、苦しさだと思います。国や地域によってはそもそも同性愛自体が法律に違反し罰せられることもあれば、死刑なんてところもあります。

仮に国が同性婚を認可したり、LGBTへの差別を禁止する条例などを制定しても、結局国民一人一人の意識は変えられないので、同性愛がオープンになるためには一人ひとりの意識を変える必要があるんですよね。

いつか来ますかね、そういう日が。
(最後に平手の発言を持ってくる平手ファンの鑑。ほめてほめて)