たきです。
最近マスクをしていないとの理由で飛行機を下ろされるケースが続々と起こっていますね。北海道のエアシステムはじめピーチと。
いい加減マスクマスクと騒ぐのはやめないか、と思います。
このニュースが報じられると世間は大抵「マスクをしていない方が悪い」だのなんだの言いますけど、そんなにマスクって偉大なものなのか、と僕は思います。僕はこのような人たちを勝手に「マスク教信者」と謳っているのですが、既に謳われていたらごめんなさい(笑)
マスクをできない人、したくない人って少なからずいると思うんですよ。そういう人たちは別に「みんなマスクしてるけど俺マスクしてない、かっけー」って思ってるんじゃなくて、病気とかいろいろな理由で。
北海道エアシステムでマスクを拒否した方もこれですね。持病があってマスクをつけられないと。それなのにこの会社はこの客を下ろし離陸、と。
まず飛行機でマスクの着用は必要なのか。
JALやANAでは飛行機内の空気は約2～3分に1回、機外の新鮮な空気と入れ替ると謳っています。また、機内の空気は病院の手術室にも使われる「高性能空気フィルター（HEPAフィルター）でろ過されたうえで、機内の空気は清潔に保たれます。（参照：機内の空気循環について | ANAグループについて |ANAグループ企業情報、機内の空気循環について - JAL）
また、ANAのページではこうも記載されています。
新型コロナウイルスの直径は、0.1ミクロン（μm）と言われています。飛沫感染の場合、実際の飛沫の大きさ=0.5ミクロンが補集できれば良いことになります。
HEPAフィルターは、0.3ミクロン以上の粒子を99.97%の捕集能力があり、かなり有効な空気清浄の仕組みです。
つまり、飛行機の機内で飛沫感染をするケースは限りなく0に近いと言えます。隣の人と終始くっちゃべっていたり、唾などをわざと飛ばすようなことをしないと感染はしません。
JAL、ANAは自らこういうことを言っているにも関わらず、なぜマスク着用を拒否した人を無理に着陸させたり、遅れたりさせてまで飛行機からつまみ出すような行為をするのか、僕には理解ができません。
そもそもマスクの着用は要請（お願い）であって、義務ではないはずです。最初のピーチで下ろされた客は乗務員への威嚇などで、それはまたマスク拒否とは別の問題なので置いといて、北海道エアシステムのお客さんは別に乗務員に対してそのような行為はしていない、ただ持病でマスクを拒否しただけなのに下ろされた。
その下ろされた理由が「安全阻害行為」ですって。マスクをしていなきゃ安全ではないんですって。皆さんコロナが終わったともマスクしないとだめですよ、マスクをしてなきゃ安全に飛行機を運航できないらしいですよ(笑)。
厳密には乗務員の指示に従ってないから「安全阻害行為」にあたったんだけど、マスク着用の義務なんてないですから。乗務員が息をするなと言えば息をしちゃだめですよ。乗務員の指示に従わなきゃつまみ出されますよ(笑)。乗務員のやりたい放題ですよ。
さっきも言ったように、飛行機内の空気はこまめに入れ替わる、フィルターでろ過されているので、寧ろ渋谷とか繁華街を歩くよりも飛行機の方が安全なんですよ。それなのにマスクをしなきゃ乗せないっておかしいですよ、これ。
マスクは飛行機内では（あくまでも飛行機内ではですよ）「マスクをしてるから安全だ」という精神面でしか役に立たないと思うんです。マスクをしてなくても別に安全なのに、「安心できないからマスクしろ」と周囲の人間がギャーギャー騒ぐのは、それは宗教の勧誘と同じなのでは？
神様なんて居ない、別に要らないのに「かみさまがたすけてくれますぅ」とビラ配ったりインターホンで執拗に話しかけてくる宗教勧誘のオバさんたちと同類。
あくまでも飛行機とか新幹線とかの話ね。通勤電車は隣の人との距離は近いし、ユニクロがマスクをしなきゃ入れてくれないというのも、店の換気能力には限界があるし、店舗によるけど、通路が狭かったりで意図せずに密になってしまうケースがあるので、これは否定しません。
ただ飛行機って、そもそも座席指定で通勤電車のように密になるケースは無いだろうし、ユニクロみたいに機内を歩き回るかってそうはしないでしょ。だいたいトイレに行く時くらいしか立たないでしょ。それに機内食食べる時はマスク外すんだし。
そんなマスク教信者の安心のために、マスクをする必要のない場面でも着用を義務付けられ、その上ネットで叩かれるって普通逆でしょう。
要請でしかなく、義務でもない、その上コロナの感染リスクは低いと謳っている航空会社がなぜかマスクをしていないだけで乗客を降ろす、その矛盾した施策を展開している航空会社の方がおかしく、そっちを叩くべきだと僕は思います。
