昨年の9月、まだ残暑も残る中に京急の「葉山女子旅きっぷ」を使い、葉山を観光してきました。
葉山女子旅きっぷは、京急線の往復乗車券にお食事無料券と、おみやげやアクティビティなどを無料で楽しめるごほうび券のついたお得なきっぷです。
「女子旅きっぷ」とあることから、女子にしか買えないと思う方もいるかもしれませんが、ちゃんと男性でも買えます。券売機やスマホでも買えるので、恥ずかしいと思う必要もナシ！の最高の切符です。
もしこの記事を読んで「葉山に行きたい！」と思った方が居ましたら、ぜひご利用ください。
公式サイトはこちら：葉山女子旅きっぷ | おトクなきっぷ | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
逗子・葉山駅に到着しました。乗車してきたのは京急1000形のLe Ciel。デビューから当時2年ほどしかたっておらず、本数もそこまで多くないので割とレアだったのではないでしょうか。ふかふかの椅子で座り心地も良く、快適でした。
ただ、この顔だけは僕は好きになれないですね・・・。京急と言えばあの丸っこい「バルーンフェイス」と呼ばれる顔が特長で、丸くてかわいくて好きだったのですが、この車両はそれが潰れちゃったんですよね。
それに、貫通扉の周囲だけが出っ張っていて、いかにも不格好で。あと「Le Ciel（ル・シエル」という愛称も、オシャレ感を出そうとしたのかもしれませんけど、所詮は通勤車両。特急列車などに愛称をつけるのはまだわかるとして、通勤車両に愛称をつけるのはどうなんでしょう。
・・・と、散々に言っていますがブルーリボン賞を受賞しています。
駅からバスに乗車し、下車したのは鐙摺。近くにある日影茶屋というお店で、ごほうび券を使って和菓子を交換しようと思ったのですが、これから歩くのに荷物が増えるのは疲れるだけだと思い、帰りに寄ろうと降りてから決めました。
次のバスが来るまで時間もありますし、のんびり歩くことにしました。
このバス停も洋風でおしゃれですよね。海も近く、すごくいい雰囲気だと思いました。
歩いてきたのは葉山マリーナ。雑に撮ったので傾いていますが（笑）。公式サイトによると葉山は日本ヨット発祥の地だそうです。
中にはショッピングモールもあるようですが、僕の目に留まるお店はとくになく、横断歩道も近くに無かったので、一応写真だけ撮ってスルーすることにしました。片側一車線かつ交通量も多いのに、バス停から降りても横断歩道がないとか、どうかしてますよ本当。
道なりに歩いていると、雰囲気良さげな神社がありました。この日はすごく暑かった記憶があるのですが、写真をご覧の通り、この神社は木々で囲まれていて涼しげでした。木漏れ日がより神秘性を出していますね。
大通りからはこのような海へと続く小道があるのですが、これがまた良い味を出しているんですよ。一本一本まったく雰囲気も違いますし、小道の先に見える海もひとつひとる違っていて、見飽きません。
そのような小道を降りると、目の前には海が広がっているのですが、少し横を見ると江の島が見えます。距離的にはそこまで遠くないんですよね。シーキャンドルが目立ちますね。
江の島は過去に当サイトでも取り上げているので、良かったら見てみてください。
海にたつ鳥居です。名前は「名島（菜島）の鳥居」だそうです。望遠レンズをもっていかなかったのでかなり遠めからですが、この後近寄ります。
それにしても海に鳥居を建てることって結構多いんですかね。下田にもありましたよね。下田も以前記事にしていますので、良かったらどうぞ。
ごはん券でいただいたのは、「Whitely by Toriba Coffee」の葉山バーガー。ビーガン料理のお店で、こちらのハンバーガーももちろんビーガン料理らしく、肉や魚などは用いられていないよう。
しかし「本当にお肉じゃないの！？」と思うくらい、肉そっくりの味や香りで、ビーガンのイメージがひっくり返りました。「お肉食べられないの？残念だね」と思っていましたが、野菜嫌い、ビーガン嫌いの僕もおいしく食べられました。
ポテトもホクホクでおいしく、これを本当に無料で食べていいの！？と思うくらい。チップを出したいくらいでしたね。ややこしくなるので出しませんでしたけど。ここは今度行った時はちゃんとお金を払って食べに行きたいです。
下田にも「下田バーガー」ってありましたね。地名バーガーって意外とどこにでもあるのでしょうか。「江の島バーガー」とかはあまり聞いたことないですけど。
真っ白な外観が美しい交番です。ただの交番なんですけど、なんで撮ったんですかね。きれいっちゃあきれいですが。
そういえばこの前、指名手配犯が神奈川県で見つかりましたね。本人かはまだ不明ですが、この頃神奈川県警はバタバタしているのではないでしょうか。お疲れ様です。
小道に立つポールです。先ほどもお伝えしましたが、大通りから小道に入ると、行き止まりにこういったポールがあります。なんでかは分かりませんが、惹かれるんですよね。この記事のアイキャッチ画像にもしています。
奥にはヨットやサップを楽しんでいる人々が映り込んでいます。僕は泳げないのでマリンスポーツとは無縁の人間ですが、この日のような暑い夏はすごく気持ちいいのだろうなあと、半ば羨ましげに見ていました。
というか、このポール車が落っこちないようにするためだと思いますが、最近の暴走ドライバーは突っ切って海に落っこちそうですね。周りの人を巻き込まず勝手に自滅するだけなら別にかまいませんが。
先ほどのポールを海側から振り返ってみるとこんな景色です。この何気ない景色もいいですよね。
先ほども撮りましたが、歩いているうちに近づいてきました。ここからだと灯台も見えますね。
こちらにもヨットを楽しんでいる方々が。このような鳥居や灯台に近づけるのも、彼らの特権ですね。葉山マリーナからクルーザーが出ているようですが、時間が合わず乗れませんでした・・・。次行くときはぜひ乗りたいですね。
右側を向くと、先ほどの江の島と、三浦半島を見られました。七里ヶ浜あたりでしょうか。
葉山と言えばここですよね。真名瀬海岸停留所です。海・青空をバックに建つ真っ白なバス停が画になるんですよね。隣に新しいビルが建ってしまって、ちょっと残念にはなってしまいましたが、それでもこの美しさですよ。
ノーコメントで。
中ですが、しっかりと汚れています。海も近いですし、仕方がないですね。
しかし窓が大きく、意外と居心地よかったです。
外にはテラスがありました。しかし、こんな夏場に外で休む人なんていません。停留所には屋根もありますしね。でもすごく綺麗ですね。眺めもいいですし。
真名瀬海岸停留所近くの小道から海を見ます。ここが個人的に一番お気に入りの小道です。緑もあって、一面青色で、いい意味でボロボロのアスファルトも味を出していますよね。ずっと座っているだけでも、時間を忘れられて心地よさそうです。
森戸神社からは葉山を一望できます。僕は無神論者なので神頼みとかはしていませんが、葉山で有名な観光地でもあるので、一応行っとくかというノリで行きました。不敬極まりない。
ここからは葉山マリーナや、この記事では登場していませんが、うみのホテルという葉山一と思われるホテルが目立ちますね。よくよく考えたらそこら辺から歩いてきたんですよね。我ながらよく頑張ったと思う。この暑い日に。
真名瀬海岸近くにあった「moshimo cafe + space」というレンタルスペース？の外壁にウォールアートが飾られていました。右下にありますが「KAZUTABU」さんの作品のようです。
作品の左側には先ほど写真を撮った鳥居と灯台が描かれていることから、葉山を舞台とした作品なのだろうと思います。たぬきがすごくかわいらしく、お気に入りです。
こちらの壁画は定期的に変わるらしく、次に行った時はどんな作品なんだろうという、楽しみの1つにもなりますね。
専門学校時代に同級生から「葉山はなんもないよ、楽しくないよ」などとネガキャンをさんざん言われていましたが、実際行ってみましたらそんなことないですね。
それどころか人も江の島のように多くないですし、緑も海もあり自然豊かですし、葉山バーガーや日影茶屋のおいしい和菓子など美味しいものもたくさんありましたし、「もう一度行きたい！」と思うほど魅力的な場所でした。
この日は真名瀬海岸までしか行っていなかったのですが、そのさらに南の葉山中心部には行けていないんですよね。美術館や葉山公園も行きたいので、また近いうちにリベンジしたいと思います。
